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J-GLOBAL ID:202102215023805895   整理番号:21A2413765

Backscatter通信における帯域外輻射を抑圧する高調波制御FDMAに関する一検討

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資料名:
巻: 2021  号: MBL-100  ページ: Vol.2021-MBL-100,No.20,1-10 (WEB ONLY)  発行年: 2021年08月26日 
JST資料番号: U0451A  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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Backscatter通信を用いることで,通常数十mWの消費電力がかかるところを最大で1/1000の数十μWの電力で電波によるデータの送受信が可能となる.しかしながら,backscatter通信を行う複数のノードが同一空間内に存在する場合,backscatter tagは帯域制限フィルタを持たないため,送信スペクトルの高調波と側波帯が高いレベルにあり,多重化数が制限されることが問題となる.高調波や側波帯を抑制する方法として,インピーダンスの多段的な切り替えや逆位相の信号の生成が考えられるが,backscatter tagのハードウェアコストが増大する.本稿では,信号処理の観点から複数のbackscatter通信を共存させるHarmonics-Controlled Frequency Division Multiple Access(HC-FDMA)を提案する.HC-FDMAは,複数の通信の高調波を任意のチャネルに集約するように制御する変調方式と,信号成分,高調波,側波帯の周波数を最適化するチャネル選択アルゴリズムから構成される.解析評価から,HC-FDMAを用いるbackscatter通信はHC-FDMAを用いない場合と比較して1.45倍の多重化を実現可能であることが分かった.また,実機実験から,ハードウェア制約下においてもHC-FDMAはHC-FDMAを用いない場合と比較して第3次高調波を最大で約3dB抑制することを確認した.さらに,HC-FDMAによる高調波抑制率の上限を明確にすることで,提案手法の有効性を明らかにした.(著者抄録)
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分類 (2件):
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無線通信一般  ,  データ通信 
引用文献 (38件):
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