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J-GLOBAL ID：202102216184179615   整理番号：21A1026056

ガスの吸脱着に基づく匂い変調デバイスの開発-吸着時における匂い物質の分離-

Development of Odor Modulation Device Based on Gas Adsorption and Desorption: Separation of Odorous Substances in Adsorption Process

著者 (5件)： 本田健斗 (大阪大) ,  松倉悠 (大阪大) ,  岩井大輔 (大阪大) ,  石田寛 (東京農工大) ,  佐藤宏介 (大阪大)
資料名： 日本バーチャルリアリティ学会研究報告(CD-ROM)
巻： 26  号： SBR-1 (冊子)  ページ： 19-23  発行年： 2021年 
JST資料番号： L4002B  ISSN： 2436-3480  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,空気中を漂う匂いを変調して提示可能なシステムの実現を目指している.そのために,特性の異なる吸着剤を複数用意して,匂いを一旦分離してから構成比率を変更して混合することで匂いの変調を行うことを提案する.本稿では,システムの実現可能性を示すために,1-ノナノールと(-)-カルボンが含まれる匂い付き空気を対象として,匂いの分離を行うことを試みた内容について報告する.対象物質の分子径から吸着剤を選定した.分離の可否を評価するために,簡易的な官能検査を行い,分離が可能であることを示唆する結果を得た.今後は,吸着した物質を脱着させて混合する部分に関しても研究を行う.(著者抄録)

シソーラス用語： *匂い ,  変調器 ,  脱着 ,  吸着剤 ,  *ガス分離 ,  分子ふるい ,  破過特性 ,  *物理吸着 ,  ガス吸着 ,  ジエン ,  エノン ,  脂環式ケトン ,  脂肪族アルコール ,  アルコール ,  芳香族化合物
準シソーラス用語： モレキュラシーブ

分類 (1件)： 各種物理的手法  (CC01030W)

物質索引 (4件)： (-)-カルボン ,  1-ノナノール ,  2-フェニルエチルアルコール ,  エタノール

引用文献 (11件)：

• M. A. Diego, N. A. Jones, T. Field, M. Hernandez-reif, S. Schanberg, C. Kuhn, M. Galamaga, V. McAdam and R. Galamaga: Aromatherapy positively affects mood, EEG patterns of alertness and math computations; International Journal of Neuroscience, Vol. 96 No. 3-4, pp. 217-224 (1998)
• T. Hongratanaworakit: Relaxing effect of rose oil on humans; Natural Product Communications, Vol. 4, No. 2, pp. 29-1296 (2009)
• 鳴海拓志,谷川智洋,梶波崇,廣瀬通孝:メタクッキー: 感覚間相互作用を用いた味覚ディスプレイの検討;日本バーチャルリアリティ学会論文誌,Vol.15, No.4, pp.579-588 (2010)
• VAQSO Inc: ”VAQSO”, https://vaqso.com/, Accessed on Feb. 2., 2020.
• OVR Tech LLC: ”ION”, https://ovrtechnology.com/technology/, Accessed on Feb. 2, 2020.

タイトルに関連する用語 (6件)： 吸脱着 ,  匂い ,  変調 ,  開発 ,  吸着 ,  匂い物質