抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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あるプログラミング言語で書かれたソースコードを別の言語に翻訳する自動コード翻訳の研究において,機械学習を用いるニューラル機械翻訳が注目されている.ニューラル機械翻訳は,事前に翻訳ルールを逐一定義するルールベース機械翻訳と比べて,人間が読みやすいコードが生成されやすいというメリットがある一方で,翻訳の精度が低いという問題がある.本研究では様々な分野で高い性能を発揮している大規模言語モデルGPT-4を対象として,C++,COBOL,Go,Java,Rust,Python3のソースコードに対する自動コード翻訳タスクの精度を調査した.既存のデータセットはGPT-4が事前学習済みである可能性が高いため,新たにデータセットを作成して調査を行った.その結果,GPT-4が既存の事前学習言語モデルよりも精度が高いこと,翻訳元言語よりも翻訳先言語のほうが精度への影響が大きいこと,プロンプトの記述言語が日本語の場合と英語の場合で精度に大きな差がないことがわかった.(著者抄録)