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J-GLOBAL ID：202402273195106552   整理番号：24A0423482

相対論的な電場収縮過程の超高速観測

Ultrafast Observation of Relativistic Electric Fields’ Contraction

著者 (6件)： 菅晃一 (量子科学技術研究開発機構) ,  菅晃一 (大阪大 産科研) ,  太田雅人 (核融合科研) ,  太田雅人 (大阪大 レーザー科研) ,  松井龍之介 (三重大 大学院工学研究科) ,  中嶋誠 (大阪大 レーザー科研)
資料名： 日本赤外線学会誌  (Journal of the Japan Society of Infrared Science and Technology)
巻： 33  号： 2  ページ： 67-73  発行年： 2024年02月01日 
JST資料番号： L1291A  ISSN： 0916-7900  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 特殊相対性理論から,相対移動する観測者対に対する電磁ポテンシャルのローレンツ変換の定式化が行われ,「収縮された電場」が予言された.しかし,100年以上もその直接観測はなされてこなかった.そこで,我々は,相対論的電子ビームの周りに形成される電場の時空間分布を電気光学(electro-optic,EO)サンプリング法により超高速計測し,実験的に,「収縮された電場」の可視化および直接的な実証を行った.金属境界通過後の電子ビーム周りの相対論的クーロン電場の時空間分布計測により,電子ビームが自由空間を移動するにつれて球面状電場波面の曲率が小さくなり,やがて,平面波(収縮電場)を形成する時間発展の過程を実験的に明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *収縮 ,  *電場 ,  高速度 ,  *特殊相対論 ,  電気光学効果 ,  信号標本化 ,  *相対論的電子ビーム ,  時間発展 ,  平面波 ,  可視化 ,  Lorentz変換 ,  計測 ,  *電場測定
準シソーラス用語： 時空間分布 ,  超高速 ,  *電場収縮

分類 (3件)： 電流,電圧,電荷の計測法・機器  (AD07020C) ,  電子ビーム,イオンビーム  (BD02030F) ,  特殊相対論  (BA07020U)

引用文献 (26件)：

• A. Einstein, Ann. Phys. 322 (1905) 891.
• H. A. Lorentz, Proc. the Royal Netherlands Academy of Arts and Sciences 1 (1899) 427.
• W. Ackermann, G. Asova, V. Ayvazyan, A. Azima, N. Baboi, J. Bähr, V. Balandin, B. Beutner, A. Brandt, A. Bolzmann, R. Brinkmann, et al., Nat. Photonics 1(2007) 336.
• P. Emma, R. Akre, J. Arthur, R. Bionta, C. Bostedt, J. Bozek, A. Brachmann, P. Bucksbaum, R. Coffee, F.-J. Decker, Y. Ding, et al., Nat. Photonics 4 (2010) 641.
• T. Ishikawa, H. Aoyagi, T. Asaka, Y. Asano, N. Azumi, T. Bizen, H. Ego, K. Fukami, T. Fukui, Y. Furukawa, S. Goto, et al., Nat. Photonics 6 (2012) 540.

タイトルに関連する用語 (4件)： 電場 ,  収縮 ,  過程 ,  観測