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J-GLOBAL ID：200902205048515226   整理番号：09A0712005

DNAを介する配列-非依存的および迅速遠隔位電荷移動

Sequence-independent and rapid long-range charge tranfer through DNA

著者 (4件)： KAWAI Kiyohiko (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KODERA Haruka (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  OSAKADA Yasuko (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MAJIMA Tetsuro (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Nature Chemistry  (Nature Chemistry)
巻： 1  号： 2  ページ： 156-159  発行年： 2009年05月 
JST資料番号： W2267A  ISSN： 1755-4330  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近,ナノ電子センサーおよびデバイスのビルディングブロックとしてDNAを利用することへの関心が集まっている。その理由は,DNAの効率的孔-管理特性に加えて,DNAが予知可能ナノメーターサイズの二次元および三次元構造へと比較的容易に構成され得るからである。しかし,孔はグアニン塩基の最も高い占有分子軌道を介してDNA沿いに移動するので,その電導度はアデニン-チミン塩基対含量が増大するにつれて減少する。このことは,機能的ナノ電子回路,特にアデニン-チミン対-多含回路を構築するためにどのような配列を利用できるかに関しては限界があることを意味する。本研究では,アデニン-チミン塩基対の最も高い占有分子軌道レベルをグアニン-シトシン対レベルに出来るだけ近く調節することによって,電荷移動効率をグアニン-シトシン含量-非依存的に著しく増大させることに成功した。これは,アデニンのN7窒素原子をC-H基に置換して7-デアザアデニンとすることによって達成された。この置換によってDNAにおける相補的塩基対形成は妨害されないことを確認した。

シソーラス用語： *電荷移動 ,  ナノ構造 ,  *固体素子 ,  *DNA【核酸】 ,  分子軌道 ,  塩基対 ,  マイクロエレクトロニクス ,  パルスレーザ照射 ,  閃光分解 ,  ヌクレオチド配列
準シソーラス用語： *ナノデバイス ,  微小電子回路 ,  デアザアデニン

分類 (2件)： 核酸一般  (EB04010U) ,  生物物理的研究法  (EA03020V)

タイトルに関連する用語 (3件)： DNA ,  非依存 ,  電荷移動