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J-GLOBAL ID：200902238993407133   整理番号：08A0372269

電気化学環境下における分子エレクトロニクス研究

Molecular Electronics under Electrochemical Environment

著者 (9件)： 横田泰之 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  横田泰之 (理研) ,  宮崎章 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  福井賢一 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  榎敏明 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  玉田薫 (理研) ,  玉田薫 (東京工大 大学院総合理工学研究科) ,  原正彦 (理研) ,  原正彦 (東京工大 大学院総合理工学研究科)
資料名： 表面科学  (JSSSJ)
巻： 29  号： 4  ページ： 253-259  発行年： 2008年04月10日 
JST資料番号： F0940B  ISSN： 0388-5321  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 数pAレベルの電流で測定が可能な電気化学STM(EC-STM)を開発し,単分子膜中に形成させた酸化還元活性アイランドの電気化学的挙動を調べた。単分子膜としてアルカンチオールからなる膜を用い,アルカンチオール鎖を導入したフェロセン(Fc)及びテトラチアフルバレン(TTF)からなるアイランドを単分子膜中に形成させた。EC-STMにより酸化還元活性な分子アイランドの電気伝導測定が行えることを示した。Fc誘導体からなるアイランドの場合,個々の分子が独立にトンネル電流に寄与するが,TTF誘導体の場合はTTF分子間の強い相互作用による分子間伝導経路の存在が示唆された。

シソーラス用語： *走査型トンネル顕微鏡 ,  チオール ,  フェロセン誘導体 ,  オレフィン化合物 ,  硫黄複素環化合物 ,  酸化還元反応 ,  *電気化学的挙動 ,  電流 ,  分子間相互作用 ,  サイクリックボルタンメトリー
準シソーラス用語： 電気化学STM ,  単分子膜 ,  アルカンチオール ,  テトラチアフルバレン誘導体 ,  トンネル電流

分類 (1件)： 顕微鏡法  (BK01040E)

引用文献 (42件)：

• 1) L.A. Bumm, J.J. Arnold, M.T. Cygan, T.D. Dunbar, T.P. Burgin, L. Jones II, D.L. Allara, J.M. Tour and P.S. Weiss: Science 271, 1705 (1996).
• 2) B.A. Mantooth and P.S. Weiss: Proc. IEEE 91, 1785 (2003).
• 3) 石田敬雄:表面科学 24, 83 (2003).
• 4) 坂口浩司:分析化学 52, 383 (2003).
• 5) A. Salomon, D. Cahen, S.M. Lindsay, J. Tomfohr, V.B. Engelkes and C.D. Frisbie: Adv. Mater. 15, 1881 (2003).

タイトルに関連する用語 (4件)： 電気化学 ,  環境 ,  分子エレクトロニクス ,  研究