抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2009年ll月5日と6日の2日間にわたり,京都大学宇治キャンパスに新設された宇治おうばくプラザにて,「極端気象現象とその気候変動による影響評価に関する研究集会~より良い将来予測を目指して~」が開催された(水文・水資源学会誌,Vol22(3),p.245)。この研究集会は,多岐にわたる極端気象現象の物理機構からその影響評価までを専門とする様々な研究者が一同に会し,既存の知見と最新の情報を共有し,防災政策に役立つような将来展望を社会にいかに発信するかについて議論を行うことを主な目的とし,様々な災害や,水質・生態系システムへの影響,水政策や避難行動などの幅広いテーマについて,最新の研究成果の発表と活発な議論が行われた。この研究集会は,21世紀気候変動予測革新プログラム「極端現象予測」,水文・水資源学会「極端現象研究グループ」(水文・水資源学会誌,Vol22(6),p.486),京都大学防災研究所GCOE-ARS,土木研究所ICHARM,気象庁気象研究所,国土技術政策総合研究所との共催となっており,気象,水文,防災,計画などの様々な分野から,将来の気候変動予測結果や,災害に直接結びつく極端現象に関する8つのセッションが設定され,39件の口頭発表と15件のポスター発表が行われた。本稿で,それらのいくつかのセッションに参加した若手研究者の視点から,この研究集会の印象や感想について報告する。(著者抄録)