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J-GLOBAL ID:201102219425663587   整理番号:11A1611266

アジアダストエミッションに及ぼす将来の大気温暖化の空間パターンの影響の可能性

Potential impact of spatial patterns of future atmospheric warming on Asian dust emission
著者 (6件):
資料名:
巻: 45  号: 37  ページ: 6682-6695  発行年: 2011年12月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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気候モデル予測によって提示された将来の大気温暖化の空間パターンから,低層対流圏の気温は北半球の高緯度地域及び低~中緯度地域の高層対流圏において顕著に上昇するであろうということが示されている。この研究ではアジアダストエミッションに及ぼす将来の大気温暖化の空間パターンの影響の可能性を動的ダウンスケーリング法を用いた数値実験を行って調べた。まず,3個の顕著なアジアダスト発生イベントを参照例として再現した後,参照実験の初期条件及び境界条件を将来の気候(2091~2100)と最近の気候(1991~2000)の間の大気変数の相違を加えることによって更新して擬似地球温暖化予測計算を実行した。その結果,主要なアジアダスト発生源(MADSs),すなわちタクラマカン砂漠及びゴビ砂漠におけるダストエミッションフラックスは将来の気候条件下では顕著に減少することが示された。将来のダストエミッションフラックスの減少はMADSsにおける海面レベル大気圧(SLPs)の比較的大きな増加とMADSsよりも北に位置する地域におけるSLPの小さな変化の組合せによってもたらされると思われ,これによって,これら2つの地域間の子午線上のSLP勾配が減少し,その結果,寒冷大気の発生を弱めることになる。MADSsにおけるSLPの大きな増加はおそらくストーム進路の北方向へのシフト及び低~中緯度地域の高層対流圏の顕著な温暖化によってもたらされる大気安定度の増加によるものである。MADSsよりも北に位置する地域におけるSLPの小さな変化は地表気温の大きな上昇に対応し,これは高緯度地域における低層対流圏の大きな温暖化によって影響されるであろう。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (6件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
対流圏・成層圏の地球化学  ,  大気大循環,熱帯気象  ,  気圏環境汚染  ,  粒状物調査測定  ,  環境問題  ,  研究開発 

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