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J-GLOBAL ID:201202248895646163   整理番号:12A0002909

オンラインコミュニティにおける効用相反とそのハーネシングに関するエージェントシミュレーション

著者 (5件):
資料名:
巻:号:ページ: 31-40  発行年: 2011年03月31日 
JST資料番号: L7837A  ISSN: 1881-0101  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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オンラインコミュニティは,利用者が共通の関心のもとに集い,共通する価値観をもつ個人同士が気軽に相互交流を図る場として,急速に普及してきた。一方で,オンラインコミュニティには,ユーザ間の多様な知識の共有によって集合知を生みだす場としての側面もある。しかし,コミュニティの多様性を高めることは,コミュニティの集合知を高める一方,ユーザ個々人の連帯意識や共感を弱める可能性があるのではないかと考えられる。そこで,本稿では,コミュニティの集合知や問題解決力の充実と,ユーザ個々人の連帯意識や共感の強化,という二種類の目的の間には相反関係があるのではないかとの仮定のもとに,オンラインコミュニティについて考察した。そして,オンラインコミュニティにおける効用間の関係を統一的に説明するエージェント・ベース・モデルを提案し,シミュレーション実験結果をもとに,コミュニティの組織効用とユーザ個人効用との相反関係を強化,あるいは緩和する条件と施策について考祭した。その結果,コミュニティ・ユーザの多様性の観点からは,多様性が高い方が集合知としてのコミュニティの効用は高まるが,連帯意識などのユーザ個人の効用は低くなり,両者の相反関係が強化される傾向が見られることを明らかにした。
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引用文献 (15件):
  • [1] 宮田加久子:きずなをつなぐメディア,Nrr出版,2005.
  • [2] Wenger,E.,McDermott,R.:Cultibating Communites of Practice,Harvarad Business School Press,2002 (邦訳:里附恭彦監修,櫻井祐子訳,コミュニティ・オブ・プラクティスーナレッジ社会の新たな知識形態の実践一,翔泳社,2002)
  • [3] 三浦麻子,川浦康至:人はなぜ知識共有コミュニティに参加するのか:質問行動と回答行動の分析,社会心理学研究 Vol123,No3,pp233-245,2008.
  • [4] Page,S.E:The Difference,Princeton University Press 2007.(邦訳:水谷淳訳,「多様な意見」はなぜ正しいのか,日経BP社,2009)
  • [5] Suslein,R.,C.:Rgpubhc.oom,Princeton Univ Dept of Art 2001.(邦訳:石川幸憲訳,インターネットは民主主義の敵か,毎日新聞社,2003)
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