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J-GLOBAL ID:201402271361815551   整理番号:14A1320854

励起反応場を用いた多次元ナノ材料創成 放射線照射反応場でのナノ材料創成

著者 (3件):
資料名:
巻: 53  号: 11  ページ: 529-532  発行年: 2014年11月01日 
JST資料番号: F0163A  ISSN: 1340-2625  CODEN: MTERE2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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塩化金酸などの原料を溶解した水溶液に担体粉末を懸濁させ,瓶中で常温常圧で放射線を照射する。金イオンは還元されナノ粒子となり担体上に固定される。照射後に水洗,ろ過,乾燥すれば,金ナノ粒子が担体上に固定した粉末が得られる。その際,原料の組成や濃度,pH,添加剤の選択による制御性がある。照射にはγ線や加速器電子線を使う。反応速度を決めるのは電離作用で生じる水和電子などの濃度で,これは放射線のエネルギー吸収率に依存する。水和電子はイオンに遭遇すれば強力な還元力を背景にイオンを還元する。還元種が多数の離散した微小領域から近傍のイオンを還元するのはμs単位の時間である。電子の軌跡に沿って発生した還元種はその近傍のイオンを直ちに還元する。反応が進みイオン濃度が低下しても拡散距離は伸びるが還元は続く。この結果,多価イオンは逐次還元され,それらが会合して金属ナノ粒子が創製される。Pt-Cu系のような二元金属粒子やPt-Cu系でのCuとCuOのように二相に不均一化した粒子の生成も述べた。
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その他の金属組織学 
引用文献 (8件):
  • (1) H. Fujita, M. Izawa and H. Yamazaki: Nature, 17(1962), 666-667.
  • (2) J. Belloni: Catalysis Today, 113(2006), 141-156.
  • (3) S. Seino, T. Kinoshita, Y. Otome, K. Okitsu, T. Nakagawa and T. A. Yamamoto: Chem. Lett., 32(2003), 690-691.
  • (4) S. Seino, M. Morisue, Y. Ohkubo, J. Kugai, T. Nakagawa and T. A. Yamamoto: Mater. Res. Soc. Symp. Proc., 1641(2014), 308.
  • (5) 水和電子や放射線化学については,A. Henglein, W. Schnabel and J. Wendenbur:相馬純吉 他 共訳:基礎放射線化学,化学同人,(1972)や E. J. Hart and M. Anbar: The Hydrated Electron, Wiley-Interscience, (1970).が詳しい.
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