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J-GLOBAL ID：201502214177776121   整理番号：15A0562107

多雪地のスギ人工林に生育する下層植物の分布と環境

Habitat and environment of understory plant in a Cryptomeria japonica plantation in the snowy region, central Japan

著者 (6件)： 長谷川幹夫 (富山県農林水産総合技セ 森林研) ,  図子光太郎 (富山県農林水産総合技セ 森林研) ,  相浦英春 (富山県農林水産総合技セ 森林研) ,  中島春樹 (富山県農林水産総合技セ 森林研) ,  大宮徹 (富山県農林水産総合技セ 森林研) ,  高橋由佳 (富山県富山農林振興セ)
資料名： 富山県農林水産総合技術センター森林研究所研究報告  (Bulletin of the Toyama Forestry Research Institute, Toyama Prefectural Agricultural, Forestry & Fisheries Research Center)
号： 7  ページ： 12-21  発行年： 2015年03月31日 
JST資料番号： L7336A  ISSN： 1883-7298  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スギ人工林における下層植物の実態を把握し管理・育成に資するため,その分布と環境との関係を検討した。面積4m²のコドラート109区内に延べ122種が生育し,群落型として,ウワバミソウ・テンニンソウ・エゾアジサイ・オオバクロモジの4型が認められた。ウワバミソウ型は土壌水分の多い谷沿いから斜面下部に分布し,テンニンソウ型はそのすぐ上の急斜面に分布していた。エゾアジサイ型は斜面中部の緩斜面で広がり,オオバクロモジ型はこの斜面を取り囲む尾根部に分布していた。環境要因から種の植被率を予測するため,Diffuse TransmittanceとTopographic Wetness Indexを説明変数として重回帰分析を行ったところ,ウワバミソウ・エゾアジサイ・ドクダミ・オオバクロモジは高い決定係数でモデルを作成でき,分布傾向を把握できた。(著者抄録)

シソーラス用語： *針葉樹林 ,  人工林 ,  環境 ,  被覆率 ,  多重回帰分析 ,  *森林更新 ,  *スギ ,  *植生
準シソーラス用語： スギ人工林 ,  光環境 ,  重回帰分析 ,  植被率 ,  *下層植生

分類 (1件)： 森林植物学  (FF02020E)

引用文献 (16件)：

• 相浦英春・大宮徹(2010)スギ林の強度間伐が林内の光環境と下層植生に与える影響.富山農総技セ森研研報2:1-9
• Beven, K. J., Kirby, M. J., Scoffield, N. and Tagg, A. (1984) Testing a physically-based flood forecasting model (TOPMODEL) for three UK catchments. J. Hydrol 69:119-143
• 石田仁(1992)県下林班の緯度・経度・標高・主要気候値.富山県林業技術センター・林業試験場
• 石田仁(2005)RGBFisheyeマニュアル-森林内の光環境をデジタル全天写真から自動計算するアプリケーションソフト-. http://www.gifu-u.ac.jp/~ishidam/etc.html
• 清野嘉之(1990)ヒノキ人工林における下層植物群落の動態と制御に関する研究.森林総研研報359:1-122

タイトルに関連する用語 (7件)： 雪 ,  スギ人工林 ,  生育 ,  下層 ,  植物 ,  分布 ,  環境