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J-GLOBAL ID：201502234535096538   整理番号：15A0461050

近赤外分光分析による単味飼料を用いた濃厚飼料の飼料成分推定の検討

著者 (2件)： 江口研太郎 (農研機構 畜産草地研) ,  野中和久 (農研機構 畜産草地研)
資料名： 農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所研究報告  (Bulletin of NARO Institute of Livestock and Grassland Science)
号： 15  ページ： 11-18  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： G0830B  ISSN： 1347-0825  CODEN： CSKKCS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近赤外分光分析法を用い,一種類の検量線であらゆる濃厚飼料の成分を推定できるユニバーサル検量線の作成を行った。20種類の濃厚飼料について,検量線評価時の決定係数と,検量線作成時の標準偏差と検量線評価時の標準誤差の比を求めた。この結果,乾物率,非分解性タンパク質,溶解性タンパク質,酸性デタージェント繊維の含量は準実用的精度で,中性デタージェント繊維含量は実用的かつ高い精度で,澱粉含量は実用的かつ非常に高い精度で,粗タンパク質と粗脂肪含量は化学分析相当かつ極めて高い精度で推定できる可能性があると判定された。

シソーラス用語： *濃厚飼料 ,  成分 ,  *飼料分析 ,  *近赤外分光分析 ,  検量線 ,  穀類 ,  ダイズ ,  乾物量 ,  タンパク質 ,  種子タンパク質 ,  脂肪 ,  酸性デタージェント繊維 ,  中性デタージェント繊維 ,  澱粉
準シソーラス用語： 飼料成分 ,  ユニバーサル検量線 ,  粗蛋白質 ,  粗脂肪

分類 (2件)： 濃厚飼料  (FD07030S) ,  分光分析  (CC03012W)

引用文献 (15件)：

• 甘利雅拡・阿部亮・河野澄夫・趙来光(1991).近赤外スペクトルにおける粗飼料中の繊維性成分の吸収特性,畜試研報51,11-27.
• 阿部亮(2010).牧草・飼料作物の栄養学(1),畜産の研究64,787-791.
• 尾崎幸洋・河田聡(2008).近赤外分光法(日本分光学会編),学会出版センター,東京,216-219.
• 原田英雄・山本るみ子・大竹良知(1998),近赤外分光法(NIRS)による濃厚飼料中の化学成分の測定及びそこにおけるスペクトル前処理の効果,愛知県農総試研報,251-256.
• Hoffman, P.C., Brehm, N.M., Bauman, J.B. and Undersander, D.J. (1999). Prediction of laboratory and in situ protein fractions in legume and grass silages using near-infrared reflectance spectroscopy, J. Dairy Sci., 82, 764-770.

タイトルに関連する用語 (6件)： 近赤外分光分析 ,  味 ,  飼料 ,  濃厚飼料 ,  飼料成分 ,  推定