文献

J-GLOBAL ID：201502264549387159   整理番号：15A0302900

時系列モニタリングデータ活用のための長期劣化進行モデリング

LONG-TERM DETERIORATION MODELING WITH TIME SERIES DATA

著者 (4件)： 小林潔司 (京都大学 経営管理大学院 経営管理講座) ,  貝戸清之 (大阪大学 大学院工学研究科 地球総合工学専攻) ,  松岡弘大 (公益財団法人鉄道総合技術研究所 構造力学研究室) ,  坂井康人 (阪神高速道路株式会社 建設事業本部)
資料名： 土木学会論文集 F4(建設マネジメント)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F4 (Construction and Management) (Web))
巻： 70  号： 3  ページ： 91-108 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0303A  ISSN： 2185-6605  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 維持管理の効率化と定量化を目的として,センサーを用いた長期モニタリングの実用化が進められている.その一方で,得られたモニタリングデータに基づいて異常事象の検出や劣化の進行過程を抽出するための方法論は十分に整備されていない.本研究では長期モニタリングにより取得した時系列データの統計的特徴に基づく劣化予測手法を提案する.具体的には,時系列モデルの誤差項の分散の変動をトレンド付きのARMAモデルで表現したARMAX-GARCH回帰モデルにより表現するとともに,推計したARMAX-GARCHモデルを利用して詳細点検を実施する時期を予測する方法論を構築する.最後に,高架橋のジョイント部材を対象とした長期モニタリングデータへの適用を通じて,本手法の有効性を検証する.(著者抄録)

シソーラス用語： *インフラストラクチャー ,  *長期予測 ,  *統計データ ,  *モデリング ,  予測モデル ,  維持管理 ,  測定誤差 ,  時系列 ,  時系列分析 ,  回帰モデル ,  確率モデル ,  確率推論 ,  確率密度関数 ,  相関係数 ,  定式化 ,  高架橋 ,  伸縮装置 ,  振動数 ,  老朽化
準シソーラス用語： ARMAX-RARCHモデル ,  自己回帰移動平均モデル

分類 (2件)： 数理計画法  (KA03030M) ,  橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X)

引用文献 (32件)：

• 1) 小林潔司:分権的ライフサイクル費用評価と集計的効率性,土木学会論文集,No. 793/IV-68,pp. 59-71,2005.
• 2) 津田尚胤,貝戸清之,青木一也,小林潔司:橋梁劣化予測のためのマルコフ推移確率の推定,土木学会論文集,No. 801/I-73,pp. 69-82,2005.
• 3) 小濱健吾,岡田貢一,貝戸清之,小林潔司:劣化ハザード率評価とベンチマーキング,土木学会論文集A,Vol. 64,No. 4,pp. 857-874,2008.
• 4) 貝戸清之,保田敬一,小林潔司,大和田慶:平均費用法に基づいた橋梁部材の最適補修戦略,土木学会論文集,No. 801/I-73,pp. 83-96,2005.
• 5) 安部和智,天野耕一:明石海峡大橋動態観測システム,本四技報,Vol. 22,No. 86,pp. 29-34,1998.

タイトルに関連する用語 (5件)： 時系列 ,  モニタリング ,  データ活用 ,  長期 ,  モデリング