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J-GLOBAL ID：201902260129958708   整理番号：19A2189575

生体埋込センサにむけたストレッチャブル透明配線

Stretchable and Transparent Wiring for Implant Sensor

著者 (4件)： 荒木徹平 (大阪大学産業科学研究所) ,  竹本明寿也 (大阪大学産業科学研究所) ,  植村隆文 (大阪大学産業科学研究所) ,  関谷毅 (大阪大学産業科学研究所)
資料名： 日本印刷学会誌  (Journal of Printing Science and Technology)
巻： 56  号： 3  ページ： 142-145(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： G0233A  ISSN： 0914-3319  CODEN： NIGAEV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： パーキンソン病,てんかんなどの重症神経疾患の診断,治療,解明を目的としたセンサとして,神経活動を記録・制御できる生体埋込神経インターフェースを研究開発した。最近,AuめっきしたAgナノワイヤで構成されたストレッチャブル透明配線を用いた神経インターフェースを開発した。神経インターフェースは,ラットの脳における長期生体埋込と,マーモセット大脳皮質におけるオプトジェネティクスによる刺激と皮質脳波の同時計測を実現した。本稿では,高い透明性,導電性,伸縮性,電気化学的耐久性の実現にむけた,Agナノワイヤを用いた配線技術の概要を述べた。さらに,生体埋込センサの空間分解能を改善するだけでなく,ディスプレイ,タッチパネル,太陽電池,ウェアラブルセンサなどのフレキシブルエレクトロニクスに集積することを目的として,Agナノワイヤに基づく透明配線の小型化技術について述べた。将来,溶液法で開発した配線技術は,微細スケール(数十~数百μm)から大面積スケール(数10cm)までの製造面積を有するストレッチャブル透明エレクトロニクスを実現することを可能にするであろう。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 電気回路 ,  生体埋込 ,  *配線 ,  ナノワイヤ ,  電子技術 ,  大脳皮質 ,  遺伝学実験技術 ,  脳診断 ,  神経経路 ,  体性感覚誘発電位
準シソーラス用語： インタフェイス回路 ,  神経インターフェース ,  銀ナノワイヤ ,  フレキシブルエレクトロニクス ,  伸縮性 ,  *伸縮性エレクトロニクス ,  オプトジェネティクス ,  皮質脳波記録 ,  *神経回路 ,  透明性

分類 (1件)： 固体デバイス製造技術一般  (NC03030V)

引用文献 (18件)：

• 1) E. S. Boyden et al., “Millisecond-timescale, genetically targeted optical control of neural activity,” Nat. Neurosci., 8, 1263-1268, 2005.
• 2) O. Yizhar et al., “Neocortical excitation/inhibition balance in information processing and social dysfunction,” Nature, 477, 171-178, 2011.
• 3) J. T. Paz et al., “Closed-loop optogenetic control of thalamus as a new tool to interrupt seizures after cortical injury,” Nat. Neurosci., 16, 64-70, 2013.
• 4) V. Gradinaru et al. “Optical deconstruction of parkinsonian neural circuitry,” Science, 324, 354-359, 2009.
• 5) K. Deisseroth et al., “Optogenetics,” Nat. Methods, 8, 26-29, 2011.

タイトルに関連する用語 (1件)： 生体埋込