抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ルチルTiO
2単結晶を用いて4端子メムリスタデバイスを作製した。この考案は2対の電極を用いた酸素空孔分布の正確な制御に基づいて動作し,対角対向電極端子の対を用いて,対角対向電極端子の別の対の間の領域における酸素空孔の分布を改良した。空孔の分布は還元Ti0
2の電気着色により光学的に可視化される。Ti0
2で観察された視覚コントラストはデバイスの電気的活性ゾーンにおける酸素空孔濃度を反映し,これは電極への種々の外部電圧の適用によって修正できる。デバイスが明確な抵抗スイッチング(RS)を示し,可逆メムリスタとして働くことを確認した。デバイス内の流れは,修正酸素空孔分布に著しく依存し,印加電圧の分極が反転すると,得られた抵抗は切り替え可能である。Ti02
2-x基板の結晶学的方位は可逆RS現象に強い影響を及ぼした。デバイスの電気的活性ゾーンにおける結晶と電子構造の両方に対する走査型透過電子顕微鏡(STEM)を用いた顕微鏡解析に基づいて,電圧駆動抵抗変化の背後にある機構を調べた。(翻訳著者抄録)