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J-GLOBAL ID：200902239362357645   整理番号：09A0387888

実時間操作インタフェースへの応用を目的とした歌唱モーフィング操作パラメタの時系列への拡張について

著者 (6件)： 河原英紀 (和歌山大 システム工) ,  森勢将雅 (関西学院大 理工) ,  高橋徹 (京大 大学院情報学研究科) ,  坂野秀樹 (名城大 理工) ,  西村竜一 (和歌山大 システム工) ,  入野俊夫 (和歌山大 システム工)
資料名： 音楽音響研究会資料
巻： 27  号： 7  ページ： 91-96  発行年： 2008年 
JST資料番号： L4628A  ISSN： 0912-7283  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 歌唱デザインの転写では,歌唱の歌い回しや音質・表現をモーフィング等を用い手局所的に操作することが必要となる。本論では,TANDEM-STRAIGHTを用いたモーフィングにおけるモーフィング率を多次元の時系列に拡張すると共に,実時間での処理を明確に定式化した。これにより,モーフィング対象となる5種類のパラメータ(基本周波数,非周期性,STRAIGHTスペクトル,時間軸,周波数軸)を個別に異なった時系列で制御するシステムを実装する基盤が確立された。この定式化を,変換関数の導関数の対数上での補間に基づいたものとすることにより,これまで問題となっていた外挿による品質の劣化を回避することが可能となった。この定式化は,事例に関して対称であるため,事例の数が複数の場合のモーフィングに容易に拡張することができる。

シソーラス用語： インタフェイス ,  *画像合成 ,  時系列 ,  導関数 ,  パラメータ ,  *音楽 ,  定式化 ,  *音質 ,  *表現 ,  実時間処理 ,  性質 ,  基本振動数 ,  *歌 ,  時間軸
準シソーラス用語： *モーフィング ,  非周期性

分類 (1件)： 楽器音響  (BB03070Y)

引用文献 (10件)：

• H. Kawahara, I. Masuda-Katsuse, and A. de Cheveigne, “Restructuring speech representations using a pitch-adaptive time-frequency smoothing and an instantaneous-frequency-based FO extraction”, Speech Communication, 27(3-4), pp. 187-207(1999).
• 河原英紀, “Vbcoderのもう一つの可能性を探る: 音声分析変換合成システムSTRAIGHTの背景と展開,” 日本音響学会誌, Vol.63, No.8, pp. 442-449(2007).
• H. Kawahara and H. Matsui, “Auditory morphing based on an elastic perceptual distance metric in an interference-free time-frequency representation”, ICASSP’2003, I, pp. 256-259(2003).
• S. R. Schweinberger, S. Casper, N. Hauthal, J. M. Kaufmann, H. Kawahara, N. Kloth, D. M. C. Robertson, A. P. Simpson and R. Zaeske, Auditory Adaptation in Voice Perception, Current Biology 18, 684-688, May 6,(2008).
• 河原英紀, 生駒太一, 森勢将雅, 高橋徹, 豊田健一, 片寄晴弘, “モーフィングに基づく歌唱デザインインタフェースの提案と初期検討,” 情報処理学会論文誌, Vol.48, No.12, pp. 3637-3648,(2007).

タイトルに関連する用語 (8件)： 実時間 ,  操作インタフェース ,  応用 ,  歌唱 ,  モーフィング ,  パラメタ ,  時系列 ,  拡張