抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「既存原子力発電プラントの安全性を損なうことなしに,定格熱出力を上げて,発電出力を1~20%程度増加させる」原子炉出力向上について,米国の原子力規制委員会(NRC)は33つに分類[測定精度改善型(給水流量計の不確かさ改善,MU型),ストレッチ型(大規模設備改造を伴わない改良,S型),設備拡張型(主要機器の改造を伴う改良,E型)]した検討を行っており,許容基準を満たし,従来同様安全性を確保できるとしている。欧米の検討状況も踏まえて,「MU型出力向上における超音波流量計」と「S型・E型出力向上」に関する技術検討評価を紹介した。「MU型原子炉出力は技術的に可能であることや現在の知見と技術に基づき技術的に適切に対応すれば,安全性を確保した出力向上が可能である」との結果を得ている。