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J-GLOBAL ID:200902233765294440   整理番号:09A0888957

p53-p21経路による人工多能性幹細胞樹立の抑制

Suppression of induced pluripotent stem cell generation by the p53-p21 pathway
著者 (11件):
資料名:
巻: 460  号: 7259  ページ: 1132-1135  発行年: 2009年08月27日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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人工多能性幹(iPS)細胞は,マウスでもヒトでも,体細胞へのOct3/4(別名Pou5f1),Sox2,Klf4,およびc-Mycの導入によって樹立できる。しかし,この過程は効率が低い。多能性はc-Mycがなくても誘導することができるが,その効率はさらに低い。最近,p53(ヒトでの別名TP53,マウスでの別名Trp53)の短鎖干渉RNA(siRNA)によって,ヒトiPS細胞の樹立が促進されることが示されたが,その特異性や機構は確定されていない。本論文では,p53を欠損したマウス胚性繊維芽細胞に再プログラム化因子を導入すると,Mycレトロウイルスを用いない場合でも,最大10%までがiPS細胞になったことを報告する。因子のプラスミドによる導入を行った場合でも,p53を欠損した細胞では,ゲノムへの遺伝子の組み込みのないマウスiPS細胞の誘導が促進された。そのうえ,p53欠損という遺伝的背景では,終末分化したTリンパ球からもiPS細胞が生じた。p53の抑制は,ヒトiPS細胞樹立の効率も高めた。DNAマイクロアレイ解析によって,マウスとヒトの繊維芽細胞で共通する,p53によって調節される遺伝子が34個同定された。これらの遺伝子の機能解析から,p53-p21経路が腫瘍形成だけでなく,iPS細胞の樹立においても障壁となっていることが示される。Copyright Nature Publishing Group 2009
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細胞生理一般 
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