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J-GLOBAL ID：200902275118262221   整理番号：08A1126546

マイクロ波放電式プラズマ源を用いたイオンビーム引出および中和電子放出の相互切替運転の原理実証

Verification of the Switching Operation of Ion Beam Extraction and Neutralizing Electron Emission Using a Microwave Discharge Plasma

著者 (2件)： 小泉宏之 (宇宙航空研究開発機構) ,  國中均 (宇宙航空研究開発機構)
資料名： プラズマ応用科学  (Applied Plasma Science)
巻： 16  号： 1  ページ： 15-20  発行年： 2008年06月 
JST資料番号： L4460A  ISSN： 1340-3214  CODEN： POKAFE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 小型衛星への搭載を念頭においた新しい小型イオンエンジンシステム,μ1を提案した。これはJAXAで行ってきたマイクロ波放電式イオンエンジン開発,μシリーズで最小となるもので,複数のマイクロ波放電式プラズマ源を持ち,取り付けられたグリッドシステムを通して,電圧印可パターンにより推力発生のためのイオンビーム抽出(イオンエンジンモード),あるいは中和のための電子放出(中和器モード)が行われる。この研究では,同一プラズマ源によるイオンエンジンモード/中和器モードの切替作動および同時運転の実証を目的とした。実験の結果,グリッド印可電圧を変えることによって電子放出が可能であること,また二つのプラズマ源の片側をイオン源,他方を電子源として作動させ,イオンビームの中和が可能であることが確認できた。

シソーラス用語： *イオンエンジン ,  *マイクロ波放電 ,  ロケットエンジン ,  イオンビーム ,  中和装置 ,  プラズマ ,  電子放出 ,  プラズマ源
準シソーラス用語： マイクロスラスタ

分類 (1件)： ロケットエンジン  (PB02050J)

引用文献 (7件)：

• K. Kuriki and Y. Arakawa, Introduction to Electric Propulsion, University of Tokyo Press, Tokyo, 2003.
• H. Kuninaka, Y. Nakayama, and K. Nishiyama, Ion Engines for Powered Flight in Space, CORONA Publishing Co., Ltd., Tokyo, 2006.
• M. M. Micci and A. Ketsdever, Micropropulsion for Small Spacecraft, American Institute of Aeronautics and Astronautics, ashington, D. C., 2000.
• H. Kuninaka and S. Satori, Development and Demonstration of a Cathode-less Electron Cyclotron Resonance Ion Thruster, Journal of Propulsion and Power, Vol.14,(No.6), 1998, pp. 1022-1026.
• Y. Nakayama, I. Funaki, and H. Kuninaka, Sub-Milli-Newton Class Miniature MicrOwave lon Thruster, Journal of Propulsion and Power, Vol.23,(No.2), 2007, pp. 495-499.

タイトルに関連する用語 (9件)： マイクロ波 ,  放電式プラズマ ,  イオンビーム ,  引出 ,  中和 ,  電子放出 ,  切替 ,  原理 ,  実証