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J-GLOBAL ID:201102261801077704   整理番号:11A1641366

ヨウ素(イソジン)による温泉水の還元力評価

Iodine(Isodine)-based Evaluation of Reductive Ability of Hot Spring Waters
著者 (5件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 106-115  発行年: 2011年09月30日 
JST資料番号: F0950A  ISSN: 0030-2821  CODEN: ONKAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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温泉源泉は還元系であり,その還元特性により皮膚の酸化や老化抑制および皮膚の美白効果に関係するメラニン生成抑制効果が期待されている。また,温泉源泉は湧出後,時間経過に伴い酸化され還元系の特性が失われていく。そのため,温泉水の効果・効能にとって還元系の評価は非常に重要となる。その評価法として,これまでORP(酸化還元電位)-pH測定により評価されてきたが,より簡便な評価法が求められている。そこで,温泉水の還元力評価を,身近にありよく知られている市販うがい薬(商品名;イソジン,成分;ポピドンヨード,有効ヨウ素濃度;7mg/mL)に含まれているヨウ素を用いた酸化還元滴定による評価法を検討した。実験では,はじめに温泉水の還元系主要成分である硫黄系および鉄(第一鉄)系の人工温泉水を,濃度を変えて準備しイソジンを温泉水に滴下し,ORP-pH関係の測定により決定した終点とデンプンを指示薬として目視で求めた終点までのイソジン量を決定した。両者に良好な相関性が得られ,イソジンによる人工温泉水の還元力評価の可能性を得た。そこで,実際の泉質の異なる温泉源泉を採取後,同様の実験を行ない,ORP-pH関係と滴定から得られたイソジン量がほぼ一致し,実際の温泉水についても,イソジンによる還元力評価は可能である結果を得た。また,温泉水の還元力を,イソジン量(ヨウ素量)から求めた化学的酸素要求量(CODI)や,よく知られているビタミンC量への変換への提案も行なった。(著者抄録)
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分類 (1件):
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水圏・生物圏の地球化学 
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