文献
J-GLOBAL ID:201702221111428663   整理番号:17A0483940

森林資源を最適利用するための技術開発-新世代林業育種を短期間で作出するための技術開発-第2章 成長速度に優れた新世代林業種苗の新系統の選抜 1 成長速度に優れた種苗の多様な施業下での成長パターンの解明

著者 (9件):
資料名:
号: 571  ページ: 40-46  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
(ア)成長速度に優れた種苗の初期成長パターンの解明:新世代林業種苗の母集団であるスギ精英樹F1系統にはこれまでの種苗よりも優れた初期成長を示す系統が存在し,造林・育林コストの2~3割を占める下刈り回数の削減やこれまでの系統よりも大きな材積量の収穫が期待された。(イ)成長に優れた種苗の壮齢期以降の成長パターン及び材質の解明:これまで初期成長に優れた早生型のスギ品種は,早い段階で成長が衰えるとされてきたが,標準伐期齢に相当する35年頃まで材積成長が持続することを確認した。また,スギでは成長速度が速いと年輪幅が大きくなり材の剛性が低下するとされるが,統計的に有意な系統間差が認められたととから,新世代林業種苗の開発時に高いヤング率を有する系統を選定することで,剛性に問題の無い材の収穫ができると考えられた。(ウ)植栽密度が成長パターンと材質に与える影響の解明:植栽密度が低いと材積成長は大きくなる一方,ヤング率が低下する結果であったが,高いヤング率を有する系統は植栽密度にかかわらず他のクローンに比べて高い値であったことから,新世代林業種苗の開発時に,高い材の剛性を示すものを選抜すれば,その後の木材としての利用に問題ないものと考えられた。(エ)環境が成長パターンと材質に与える影響の解明:状況の異なる2箇所の試験地に植栽された新世代林業種苗の母集団であるスギ精英樹F1クローンの材積及びヤング率の値は相関性が高く,かつ植栽箇所により系統の成長及び材質の順位が大きく変わらなかったことから,優れた特性を示す新世代林業種苗は九州地域において,優れた成長・ヤング率を示すと期待された。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発生,成長,分化  ,  作物の品種改良  ,  造林一般 
引用文献 (7件):

前のページに戻る