磁気分子超伝導体κ-(BETS)<sub>2</sub>FeBr<sub>4</sub>の超伝導遷移の異方性の場依存性

FUKUOKA Shuhei; FUKUOKA Shuhei; YAMASHITA Satoshi; NAKAZAWA Yasuhiro; YAMAMOTO Takashi; FUJIWARA Hideki

文献

J-GLOBAL ID：201702242372678780 整理番号：17A0113183

磁気分子超伝導体κ-(BETS)₂FeBr₄の超伝導遷移の異方性の場依存性

Anisotropic Field Dependence of the Superconducting Transition in the Magnetic Molecular Superconductor κ-(BETS)₂FeBr₄

出版者サイト {{ this.onShowPLink() }} 複写サービスで全文入手 {{ this.onShowCLink("http://jdream3.com/copy/?sid=JGLOBAL&noSystem=1&documentNoArray=17A0113183&COPY=1") }}
高度な検索・分析はJDreamⅢで {{ this.onShowJLink("http://jdream3.com/lp/jglobal/index.html?docNo=17A0113183&from=J-GLOBAL&jstjournalNo=G0509A") }}

著者 (6件)： , , , , ,
資料名：
巻： 86 号： 1 ページ： 014706.1-014706.6 発行年： 2017年01月15日
JST資料番号： G0509A ISSN： 0031-9015 CODEN： JUPSA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

面内磁場におけるκ-(BETS)₂FeBr₄[BETS =ビス(エチレンジチオ)テトラセレナフルバレン]のπ-d干渉システムの角度分解熱容量測定を実行した。π電子の超伝導遷移に関連した熱異常をπ-d化合物で初めて観察した。熱異常の組織的変化を追求することによって,超伝導状態の熱力学特徴が面内磁場に対して大きな異方性を示すことがわかった。場をc軸と平行に適用したとき,熱異常は明瞭なピーク構造で最高2.6Tまで残る。他方,場をa軸と平行に適用しとき,熱異常は反強磁性遷移温度の減少で共時態で抑えられる。熱力学結果は,π-d相互作用の効果がπ電子が巡回するときでも現れ,そして超伝導遷移の異方性の場-方向依存性は超電導と磁性の間の相関関係から始まることを示した。(翻訳著者抄録)

, , , , , , , ,

有機物系超伝導体の物性

引用文献 (28件)：

, , , , , ,

前のページに戻る

磁気分子超伝導体κ-(BETS)2FeBr4の超伝導遷移の異方性の場依存性

磁気分子超伝導体κ-(BETS)₂FeBr₄の超伝導遷移の異方性の場依存性