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J-GLOBAL ID：201702258730845823   整理番号：17A0568347

量子ビームを用いたガラス・非晶質材料のナノスケール構造解析 無容器浮遊法を用いたガラスおよび高温融液の構造と物性

著者 (4件)： 水野章敏 (National Inst. of Technol. Hakodate Coll.) ,  増野敦信 (Hirosaki Univ.) ,  岡田純平 (Tohoku Univ.) ,  石川毅彦 (Japan Aerospace Exploration Agency)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 52  号： 5  ページ： 349-351  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,融解を含む高温プロセスを厳密に制御することが要求されており,融液の物性値を精確に知るために無容器浮遊法と呼ばれる手法が着目されている。本稿では,ガスジェット浮遊装置とそのガラス合成および構造解析への応用例,さらに静電浮遊装置による物性計測について紹介した。ガスジェット浮遊法は,円錐型ノズルから高速のガスを流し,ノズル中の球状試料に対して圧力差を生じさせて浮遊する方法であり,高温融液の構造解析や新機能ガラスの探索に有用なツールである。一方,この方法では試料の一部がノズルに隠れてしまうため,融液の密度,粘性,表面張力といった熱物性取得には,帯電した試料と電極間に働くクーロン力を利用した静電浮遊法が適している。

シソーラス用語： *レビテーション溶融 ,  ガスジェット ,  浮遊 ,  *構造解析 ,  *ガラス ,  静電気 ,  融解 ,  ノズル ,  圧力勾配 ,  液体 ,  帯電 ,  斥力 ,  界面張力 ,  粘性 ,  ガラス構造 ,  化学合成
準シソーラス用語： 酸化物ガラス

分類 (2件)： その他の非晶質の構造  (BK04040Z) ,  ガラスの製造  (YC02020O)

引用文献 (9件)：

• S. Kohara, J. Akola, L. Patrikeev, M. Ropo, K. Ohara, M. Itou, A. Fujiwara, J. Yahiro, J. T. Okada, T. Ishikawa, A. Mizuno, A. Masuno, Y. Watanabe and T. Usuki, Nat. Commun., 5, 5892 (2014).
• D. L. Price, ′′High-temperature Levitated Materials′′, Cambridge Univ. Press (2010).
• S. Kohara, M. Itou, K. Suzuya, Y. Inamura, Y. Sakurai, Y. Ohishi and M. Takata, J. Phys. Condens. Matter., 19, 506101 (2007).
• A. Mizuno, S. Matsumura, M. Watanabe, S. Kohara and M. Takata, Mater. Trans., 46, 2799 (2005).
• 水野章敏 岡 寛之,秋元俊彦,渡邉匡人,横山嘉彦,伊藤真義,小原真司,日本マイクログラビテイ応用学会誌, 27, 222 (2010).

タイトルに関連する用語 (8件)： 量子ビーム ,  ガラス ,  非晶質材料 ,  ナノスケール ,  構造解析 ,  浮遊 ,  融液 ,  物性