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J-GLOBAL ID:201702271973527265   整理番号:17A0681978

将来木施業を施した人工林における表土移動量の変化 -地表有機物量・植生被度と3年間の表土移動量観測の結果から-

著者 (4件):
資料名:
巻: 99  号:ページ: 24-33(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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将来木施業(残す木の成長を妨げる準優勢木を主に間伐する方法)を施した人工林における表土移動特性とそれに関係する要因を明らかにするため,樹種(スギ,ヒノキ),林冠閉鎖,傾斜,地形の4要因各2水準の組み合わせで解析できるよう林床に土砂受け箱を設置して表土移動量を3年間観測した。また物質移動レート(g m-1 mm-1)を指標として従来型施業が行われた既往の研究事例と比較検討した。4要因に粒径と観測期間を加えて分散分析を行った結果,表土移動量の大小には,観測期間の違いが大きく寄与しており,各期間の降雨強度の違いが影響していると考えられた。間伐施業の影響が残る観測初年は,表土移動量の増加要因が重なる箇所で林内崩落があり全体的に物質移動レートが高かったが,時間経過に伴い減少した。ヒノキ林は下層植生の回復度合いが大きかったが落葉落枝の被度が低く,物質移動レートは高かった。従来型施業事例と物質移動レートを比べると,スギ林では同程度であったがヒノキ林ではより高い結果となった。将来木施業を行うとしても,落葉落枝の少ないヒノキ林では準優勢木以外の間伐木も増やして植生回復を促し,表土流亡を抑制する必要があると考えられた。(著者抄録)
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分類 (2件):
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森林保育  ,  土壌管理 
引用文献 (35件):
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