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J-GLOBAL ID：201002231407104387   整理番号：10A0531808

品種および加工法の異なる飼料米の第一胃内分解特性

Effects of Cultivar and Processing Method of Rice Grain on Ruminal Disappearance Characteristics.

著者 (5件)： 宮地慎 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  野中和久 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  松山裕城 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  細田謙次 (農業技術研究機構 畜産草地研) ,  小林良次 (農業技術研究機構 畜産草地研)
資料名： 日本草地学会誌  (Japanese Journal of Grassland Science)
巻： 56  号： 1  ページ： 13-19  発行年： 2010年04月15日 
JST資料番号： Y0119B  ISSN： 0447-5933  CODEN： NSGIDM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,品種あるいは加工法の異なる飼料米の牛に対する飼料特性を明確にすることを目的とし,品種間比較として9品種11種類のもみ米と,比較対照としてエンバク,コムギ,圧ぺんトウモロコシを,また加工法比較として無処理,挽き割り,蒸気圧ぺん,2mm粉砕処理を施したもみ米,発芽米(無処理),玄米(無処理)を供試し,in situ法で第一胃内分解性を比較検討した。飼料米の第一胃内のデンプンの有効分解率は,トウモロコシよりも高く,エンバク,コムギよりも低かった。飼料米の分解特性は品種により異なり,モミロマンは他の品種に比べ分解速度や有効分解率は高かった。また,加工法の検討からは蒸気圧ぺん処理の有効分解率は高く,飼料米の主成分であるデンプンを最大限に利用するためには,蒸気圧ぺん処理が有効な加工処理法であることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *飼料作物 ,  *米 ,  品種差 ,  穀類加工 ,  粉砕 ,  挽割 ,  玄米 ,  比率 ,  消化性 ,  瘤胃 ,  *ウシ ,  *飼料製造 ,  *濃厚飼料 ,  エンバク ,  コムギ ,  トウモロコシ ,  畜産業 ,  *飼料用米
準シソーラス用語： 圧ぺんトウモロコシ ,  *飼料米 ,  蒸気圧ぺん処理 ,  発芽米 ,  分解率

分類 (2件)： 濃厚飼料  (FD07030S) ,  牛  (FD02020Y)

引用文献 (20件)：

• Association of Official Analytical Chemists. Official methods of analysis of the association of official analytical chemists. 1990, 1-30
• CAMPLING, RC. Processing cereal grains for cattle. a review. Livest Prod Sci. 1991, 28, 223-234
• 永西修. 数種穀類の飼料成分と第一胃内消化特性. 日草誌. 2000, 46, 305-308
• 永西修. アミロースおよびタンパク質含有量の違いが玄米の第一胃内消化性に及ぼす影響. 日草誌. 2002, 47, 599-603
• GALYEAN, ML. Dry matter and starch disappearance of corn and sorghum as influenced by particle size and processing. J Dairy Sci. 1981, 64, 1804-1812

タイトルに関連する用語 (4件)： 品種 ,  飼料米 ,  第一胃 ,  分解特性