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J-GLOBAL ID:201502216985608604   整理番号:15A0867092

南極の雪から回収された微小隕石の鉱物学と希ガス同位体比

Mineralogy and noble gas isotopes of micrometeorites collected from Antarctic snow
著者 (11件):
資料名:
巻: 67  号: June  ページ: WEB ONLY  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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2003年と2010年に南極の雪から回収された7個の微小隕石(MMs)について,電子顕微鏡,X線回折,微小ラマン分光測定,透過型電子顕微鏡(TEM)観察,希ガス同位体分析を行った。HeとNeの同位体比からは,これらの隕石中の希ガスが太陽風起源であることが示された。SW型4Heの開放パターンは大気中での加熱の程度を示すものであり,その解放パターンから,微小隕石は3つのグループに分類された。2個は加熱の影響が少なく,3個はやや過熱を受けており,残りの2個は強い加熱を受けている。加熱の程度はTEMによる観測で明らかになった鉱物学的な特徴と相関している。加熱を受けていない微小隕石の一つは粘土鉱物でできていたが,他のものは無水の鉱物からなり,太陽フレアによる損傷が認められた。強い加熱を受けた2個の微小隕石は,大気加熱の証拠が刻まれており,そのうちの一つには表層部が部分溶融していて,他の一つには樹状のマグネタイトが多数散在していて,かんらん石にはSiに富んだガラスが認められた。かんらん石の単結晶からできているやや過熱を受けた微小隕石の3He/4He比は,8.44×10-4であり,太陽風の値である4.64×10-4より高い値を示した。しかし,20Ne/22Ne/22Ne=12.83/0.0284/1といった宇宙起源の21Neの特徴はみられなかった。この試料のHeとNeの同位体組成は,銀河宇宙線によって生成した成分と太陽風起源の成分の混合では説明できない。宇宙起源の21Neを含まず,高い3He/4Heを示すことは,太陽からの高エネルギー粒子に伴う3Heに富んだ成分が含まれていることを示唆している。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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流星,すい星,いん石 
引用文献 (69件):
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