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J-GLOBAL ID：201602209020582867   整理番号：16A0371216

気候変動に対応した循環型食料生産等の確立のためのプロジェクト 第2編 地球温暖化が農業分野に与える影響評価と適応技術の開発 第5章 水及び土地資源における影響評価と適応技術の開発 1 広域水配分・還元・管理モデルによる全国レベルの灌漑への温暖化影響評価

著者 (4件)： 堀川直紀 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  吉田武郎 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  増本隆夫 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  工藤亮治 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 557  ページ： 306-312  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)水文・水利用情報を収集及び分析し,分布型水循環モデル構築に必要なメッシュサイズを決定するとともに,情報の加工方法を検討し,収集情報をモデルの入力データに変換した。(イ)広域灌漑地区において取水や水配分等の人為的な水管理や還元過程を表現できる広域水配分・還元・管理モデルを開発した。このモデルを組み込むことにより水利用を考慮することが可能となった分布型水循環モデルは,流域水循環と農業用水管理の相互影響が評価できる。(ウ)広域水配分・還元・管理モデルとGCMを結合させた温暖化影響評価手法を開発した。開発した温暖化影響評価法を用いることにより,これまで定性的にのみ行われてきた農業水利用等への影響評価は,河川流量や土壌水分量に加え,主要水利施設における取水量,水田への供給水量,水稲の作付時期・面積,収穫時期・面積等について定量的に行うことが可能となった。(著者抄録)

シソーラス用語： *地球温暖化 ,  *灌漑 ,  *評価 ,  *モデル ,  流量 ,  土壌水 ,  農業施設 ,  栽培
準シソーラス用語： *影響評価 ,  *評価モデル ,  河川流量 ,  土壌水分 ,  農業用水利施設 ,  水稲栽培

分類 (2件)： 農業土木  (FB02000W) ,  水利用,その他  (RC11030Q)

引用文献 (8件)：

• 工藤亮治・増本隆夫・堀川直紀・吉田武郎(2012)気候変動が灌漑主体流域における農業水利用に与える影響の定量的評価法.農業農村工学会論文集.277:31-42.
• 工藤亮治・増本隆夫・堀川直紀・吉田武郎・皆川裕樹(2012)灌漑への温暖化影響評価に向けた分布型水循環モデルの全国流域への適用.平成24年度農業農村工学会大会講演会要旨集.622-623.
• 工藤亮治・増本隆夫・堀川直紀・吉田武郎・皆川裕樹(2013)全国水田水利システムの構築と気候変動に対するマクロ的影響評価事例.農業農村工学会講演要旨集.524-525.
• 谷口智之・増本隆夫・清水克之・堀川直紀・吉田武郎(2009)多様な水田水利用を考慮した分布型水循環モデルの開発(I)作付時期・作付面積推定モデル.水文・水資源学会誌.22(2):101-113.
• 谷口智之・増本隆夫・堀川直紀・清水克之・吉田武郎(2009)多様な水田水利用を考慮した分布型水循環モデルの開発(II)水利用分類と水管理に基づく必要水量の推定.水文・水資源学会誌.22(2):114-125.

タイトルに関連する用語 (17件)： 気候変動 ,  循環 ,  食料生産 ,  プロジェクト ,  地球温暖化 ,  農業 ,  影響評価 ,  適応 ,  開発 ,  水 ,  土地資源 ,  広域 ,  水配分 ,  還元 ,  管理モデル ,  灌漑 ,  温暖化