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J-GLOBAL ID：201602234776176952   整理番号：16A1136198

土壌環境中における銀およびナノ銀粒子の挙動と化学形態

著者 (5件)： 竹内智 (東京農工大 大学院生物システム応用科学府) ,  竹内智 (JA全農営農・技セ) ,  橋本洋平 (東京農工大 大学院農学研究院) ,  光延聖 (愛媛大 農) ,  豊田剛己 (東京農工大 大学院農学研究院)
資料名： 日本土壌肥料学雑誌  (Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 87  号： 5  ページ： 394-405  発行年： 2016年10月05日 
JST資料番号： G0156A  ISSN： 0029-0610  CODEN： NIDHAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年のナノテクノロジーの発達によって,ナノ銀粒子が広く使用されるようになり,土壌中の銀濃度の上昇が懸念される。X線吸収微細構造分光法(XASF法)によって得られた結果から,土壌中の銀の化学形態を決定する主な因子は,銀の化学形態,好気・嫌気条件,培養日数,有機物含量,ナノ粒子の粒径などであった。抗菌加工した靴下の銀は化学形態がほとんど変化しなかった。銀イオンだけでなくナノ銀粒子も土壌微生物に影響を与えた。化学形態分析と分子生物学を導入したこのような手法は,ナノ銀粒子の挙動や生物影響の評価に有用である。

シソーラス用語： *ナノ粒子 ,  XAFS ,  *銀 ,  *土壌汚染 ,  土壌微生物 ,  粘土鉱物 ,  化学種 ,  抗細菌作用 ,  土壌成分
準シソーラス用語： *銀ナノ粒子 ,  抗菌作用 ,  土壌環境

分類 (2件)： 土壌汚染  (FB04100T) ,  重金属とその化合物一般  (SB05021R)

引用文献 (89件)：

• 浅見輝男 2001.日本土壌の有害金属汚染.アグネ技術センター,東京.
• 浅見輝男・本間慎・田辺晃生・畑明郎 1981.生野鉱山などから排出されたカドミウム,亜鉛,鉛,銅による市川・円山川底質の汚染.土肥誌,52,433-438
• 浅見輝男・中山秀美 2007.石見銀山地域の土壌中銀および各種重金属含有率.人間と環境,33(2),75-77.
• 浅見輝男・折笠清人・久保田正亜 1995.重金属によって汚染された婦中土壌と安中土壌で生育した水稲によるカドミウム,亜鉛,鉛,銅の吸収に及ぼす水管理の影響.人間と環境,21(2),54-60.
• 浅見輝男・佐伯聡・後藤浩志・中澤正典・久保田正亜 2000.鉱山・製錬所周辺の土壌および河川底質の銀による汚染.土肥誌,71,179-186.

タイトルに関連する用語 (5件)： 土壌環境 ,  銀 ,  銀粒子 ,  挙動 ,  化学形態