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J-GLOBAL ID：201602257951794420   整理番号：16A0388896

多孔性イオン結晶の合成とその吸着・輸送・変換機能

著者 (1件)： 内田さやか (東大 大学院総合文化研究科)
資料名： ナノ学会会報  (Bulletin of the Society of Nano Science and Technology)
巻： 14  号： 2  ページ： 65-68  発行年： 2016年03月25日 
JST資料番号： L5734A  ISSN： 1347-8028  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電荷,サイズ,形状,構成元素の異なるポリオキソメタレートアニオンは対カチオンとの複合化で結晶化して多様な機能を発揮する。ポリオキソメタレートと分子性カチオンとの自己組織化によるナノ構造体の創製の概要を紹介する。エポキシ化触媒となる欠損型シリコタングステートをテトラブチルアンモニウムと複合化して得られた化合物の触媒機能発現,芳香族配位子を持つ分子性イオン,K⁺と複合化して得た一次元細孔のイオン交換機能,そして酸化還元活性なモリブドリン酸にアスコルビン酸を加えて得た化合物の選択的吸着機能,さらに高極性のクロム錯体と複合化して得たメソポーラスイオン結晶のプロトン伝導性などについて述べた。

シソーラス用語： *多孔性 ,  *イオン結晶 ,  *吸着 ,  *触媒活性 ,  *プロトン伝導 ,  塩 ,  ヘテロポリ酸 ,  ナノ構造 ,  モリブデン酸 ,  リン酸素酸誘導体 ,  クロム錯体 ,  材料 ,  多孔質体 ,  イオン ,  イオン交換 ,  ラクトン ,  水溶性ビタミン ,  第二アルコール ,  ポリオール
準シソーラス用語： *ナノ多孔性 ,  ポリオキソメタレート ,  ケイタングステン酸 ,  メソポーラス材料 ,  分子イオン

分類 (2件)： 分子化合物の結晶構造  (BK09050T) ,  分子化合物  (CE02000C)

物質索引 (2件)： テトラブチルアンモニウム ,  アスコルビン酸

引用文献 (10件)：

• 日本化学会編、季刊化学総説 ポリ酸の化学-金属酸化物分子と集合体の構造と機能-(1993).
• Müller, A., Krickemeyer, E., Bögge, H., Schmidtmann, M., Beugholt, C. Das, S. K. and Peters, F.: Chem. Eur. J. 5, 1496 (1999).
• Mizuno, N., Hikichi, S., Yamaguchi, K. Uchida, S., Nakagawa, Y., Uehara, K. and Kamata, K.: Catal. Today 117,32 (2006).
• Mizuno, N., Uchida, S., Kamata, K., Ishimoto, R., Nojima, S., Yonehara, K. and Sumida, Y.: Angew. Chem. Int. Ed. 49, 9972 (2010).
• Uchida, S., Kamata, K., Ogasawara, Y., Fujita, M. and Mizuno, N.: Dalton Trans. 41,9979 (2012).

タイトルに関連する用語 (4件)： 多孔性 ,  イオン結晶 ,  吸着 ,  輸送