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J-GLOBAL ID:201602280654322965   整理番号:16A0517322

野生のローマカミツレエキスとフェノール化合物:VEGFR-2チロシンキナーゼによる酵素的分析と分子モデリング研究

Wild Roman chamomile extracts and phenolic compounds: enzymatic assays and molecular modelling studies with VEGFR-2 tyrosine kinase
著者 (7件):
資料名:
巻:号:ページ: 79-83  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: W2339A  ISSN: 2042-6496  CODEN: FFOUAI  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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血管新生は新しい血管が既存の血管系から形成されるプロセスで,腫瘍進行につながる主要プロセスである。いくつかの研究からフェノール化合物が化学予防剤として認められており,特にフラボノイドは細胞周期を変化させることにより腫瘍細胞増殖を抑制すると考えられる。本研究ではローマカミツレ(Chamaemelum nobile L.)エキス(メタノールエキスと浸出液),主要フェノール化合物(アピゲニン,アピゲニン-7-O-グルコシド,コーヒー酸,クロロゲン酸,ルテオリン,ルテオリン-7-O-グルコシド)の抗血管新生活性を検討した。血管新生に関与する内皮細胞で発現する膜貫通受容体である血管内皮増殖因子受容体-2(VEGFR-2)のチロシンキナーゼ細胞内ドメインを用いた酵素的分析と,分子モデリング研究を行った。IC50(VEGFR-2を50%阻害する濃度)はメタノールエキスの方が浸出液よりも低く,それぞれ269,301μg/mlであった。フェノール化合物についてはルテオリンとアピゲニンがVEGFR-2リン酸化の最大阻害能を示したことから,これらの化合物がメタノールエキスによる活性に関与すると考えられた。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
分類
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細胞膜の受容体  ,  植物の生化学  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
物質索引 (6件):
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