抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,複数の情報機器やセンサデバイスを組み合わせることにより,シミュレータ上で現実に近い体験を行うことが可能である。このような体感シミュレータの一つとしてドライビングシミュレータが挙げられる。従来は,シミュレータ上の車両モデルを入力機器によって制御するのみであったが,VR(Virtual Reality)機器の技術的進歩により,現実で運転している感覚を得ることが可能になりつつある。しかし,現実と同じ運転体験を行うためには多くのモジュールをシステムに組み込む必要がある。VR機器,手の形状を認識するセンサデバイス,音響システム,送風機など現実に近づけるほどモジュール数の増加が見込まれるため,システムの複雑化,管理の難しさが問題点として挙げられる。また,自動で3Dマップを作成するソフトウェアがあるが,こうした処理負荷の大きいソフトウェアが次々に開発されているため,柔軟にこのようなソフトウェアとの連携を行う必要がある。そこで,本研究では,前述で挙げた問題点を解消するために,システム全体が細分化されたプロセス間をデータ通信することによって構築されるデータフローモデルを利用し,ドライビングシミュレータの実装を行った。また,既存手法との比較評価を行い,提案手法の優位性を示した。(著者抄録)