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J-GLOBAL ID：201702254105627353   整理番号：17A0682304

ニホンナシ「あきづき」と「王秋」に発生するコルク状果肉障害について

著者 (1件)： 羽山裕子 (農研機構)
資料名： 果樹
巻： 71  号： 6  ページ： 16-20  発行年： 2017年06月01日 
JST資料番号： Y0314A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ニホンナシ「あかづき」と「王秋」に,近年コルク状果肉障害が報告されている。本症状は,果皮直下に生じた場合以外外観から発生の有無を判別することができない。本症状は大きい果実ほど発生が多く,障害と果実硬度,糖度,pHとは関係が認められなかった。果実の成熟期を前進させるような栽培技術が,本症状の軽減に有効であった。一方,ジベレリン処理は,コルクの増加や本障害の重症化に関与している可能性がある。本症状の原因として,十分な養水分吸収ができていないこと等が考えられる。

シソーラス用語： *ナシ ,  *植物病害 ,  果実【器官】 ,  成熟 ,  ジベレリン
準シソーラス用語： あかづき ,  *コルク状果肉障害 ,  ニホンナシ ,  王秋 ,  果実成熟

分類 (2件)： 果樹  (FC03042G) ,  植物の生理的障害一般  (FC04031L)

引用文献 (3件)：

• 中村ゆり (2011) 「ニホンナシ‘あきづき' ‘王秋'における果肉障害発生調査報告」 果樹研究所報告 12: 33-63
• 羽山裕子ら (2017) 「ニホンナシ‘あきづき'と‘王秋'に発生するコルク状果肉障害の特徴」 園芸学研究 16: 79-87
• 三谷宣仁ら (2017) 「果実成熟時期を左右する番花・開花期およびエテホン処理がニホンナシ‘あきづき'と‘王秋'のコルク状果肉障害に及ぼす影響」 園芸学研究 (印刷中)

タイトルに関連する用語 (5件)： ニホンナシ ,  あきづき ,  王秋 ,  コルク ,  果肉障害