文献

J-GLOBAL ID：201702259828713315   整理番号：17A0467398

ブドウ新品種「涼香」の育成

A New Grape Cultivar ‘Suzuka’.

著者 (10件)： 四宮亮 (福岡県農林業総合試) ,  白石美樹夫 (福岡県農林業総合試) ,  平川信之 (福岡県農林業総合試) ,  平川信之 (福岡県朝倉農林事務所 朝倉普及セ) ,  井樋昭宏 (福岡県農林業総合試) ,  藤島宏之 (福岡県農林業総合試) ,  藤島宏之 (福岡県筑後農林事務所 南筑後普及セ) ,  千々和浩幸 (福岡県農林業総合試) ,  村本晃司 (福岡県農林業総合試) ,  村本晃司 (福岡県筑後農林事務所 八女普及セ)
資料名： 福岡県農林業総合試験場研究報告  (Bulletin of the Fukuoka Agriculture and Forestry Research Center)
号： 3  ページ： 36-42,73  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： Y0232C  ISSN： 2189-4876  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「涼香」は,「博多ホワイト」に96-9-28(「宝満」×「リザマート」)を交配して得られた着色良好でマスカット香を持つ二倍体ブドウである。育成地(福岡県筑紫野市)において「巨峰」と比較した「涼香」の特性は以下のとおりである。開花盛期は5月17日でほぼ同時期であるが,収穫盛期は8月16日であり7日早い。果粒重はやや小さい9.6gである。糖度(Brix)は18.1とほぼ同じであるが,酸含量は0.64%と高い。果皮色は紫黒色で,果皮色のカラーチャート値は8.7と「巨峰」より高く,西日本の試験地においても概ねカラーチャート値8以上を示す。これらの結果が示すとおり,「涼香」は「巨峰」の着色不良が深刻な西南暖地においても,良好な着色を示すことが可能な早生品種である。(著者抄録)

シソーラス用語： *ブドウ ,  *新品種 ,  作物育種 ,  着色 ,  *匂い ,  二倍体 ,  糖度 ,  色 ,  栽培品種 ,  温暖化 ,  植物被害
準シソーラス用語： 品種育成 ,  香り ,  果皮色 ,  早生品種 ,  *マスカット香 ,  着色不良

分類 (2件)： 果樹  (FC03042G) ,  作物の品種  (FC02020V)

タイトルに関連する用語 (2件)： ブドウ ,  新品種