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J-GLOBAL ID：201702260954937422   整理番号：17A0483976

地域資源を活用した再生可能エネルギー等の利活用技術の開発-木質リグニンからの材料製造技術の開発-第1章 リグニンを利用した高機能性マテリアル製造技術の開発 1 原料リグニンの効率的製造技術の開発(1)高付加価値用途に適した効率的リグニン製造技術の開発

著者 (4件)： 山田竜彦 (森林総合研) ,  高橋史帆 (森林総合研) ,  高田依里 (森林総合研) ,  ネー ティティ (森林総合研)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 574  ページ： 13-19  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)リグニン製品の開発と品質管理用に適した分析マニュアルとして「マテリアル利用のためのリグニン分析プロトコル」を完成させた。(イ)活性炭繊維用リグニンとして,製造コスト的に最も有利と考えられるPEGを直接作用させる新手法として,アルカリ系蒸解の黒液粉末を用いた新手法「アルカリPEG処理」を開発するとともに,活性炭素繊維化までのプロセスを確立した。また,酸加溶媒分解法からのリグニンからの活性炭素繊維化技術を開発した。(ウ)コンクリート用化学混和剤としてのリグニン利用において,ソーダリグニン自体が混和剤性能を有する事を発見するとともに,単離リグニンの誘導体化方法を精密化して,減水剤としての性能向上を行い,コンクリート試験において,市販品と比較して10倍性能という天然系最強性能を達成した。(エ)PEGによる誘導体化で開発される機能性リグニンの種類と特性を取りまとめ,目的に応じたリグニン製造法とその特性を体系化した。(著者抄録)

シソーラス用語： *リグニン ,  品質管理 ,  製造原価 ,  ポリエチレンオキシド ,  塩基 ,  *蒸解 ,  *コンクリート ,  コンクリート混和材 ,  *減水剤 ,  分散剤 ,  資源 ,  再生エネルギー ,  *生産技術 ,  オゾン処理 ,  *炭素繊維 ,  利用
準シソーラス用語： 製造コスト ,  ポリエチレングリコール ,  アルカリ ,  化学混和剤 ,  コンクリート用減水剤 ,  地域資源 ,  再生可能エネルギー ,  製造技術 ,  活性炭素繊維 ,  *有効利用

分類 (3件)： 各種有機化合物の製造  (YD02000V) ,  木材化学  (FF05040V) ,  繊維材料一般  (YM01070O)

引用文献 (3件)：

• Yoon K., Takahashi S., Nge T. T., Karlsson O., Nakagawa-izumi A., Ohi H., Uraki Y. and Yamada T. (2015) Thermal melting of lignin derivatives prepared from dried black liquor powder of softwood soda-AQ cooking and polyethylene glycol. BioResources. 10(1): 912-921.
• Takahashi S., Hosoya S., Hattori M. and Morimoto M. (2015) Performance of Softwood Soda-Anthraquinone Lignin-Polyethylene Glycol Derivatives as Water-Reducing Admixture for Concrete. Journal of wood chemistry and technology. 35 (5) : 348-354.
• Takahashi S., Hattori M., Morimoto M., Uraki Y. and Yamada T. (2014) Performance of softwood soda-anthraquinone lignin as water reducing chemical admixture in concrete. Journal of Wood Chemistry and Technology. 34: 31-38.

タイトルに関連する用語 (11件)： 地域資源 ,  活用 ,  再生可能エネルギー ,  開発 ,  木質 ,  リグニン ,  機能性 ,  マテ ,  原料 ,  高付加価値 ,  用途