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J-GLOBAL ID：201702263409151004   整理番号：17A0625492

液化ジメチルエーテルを用いる凍結保存したレモン皮からの親水性溶質および精油の脱水および抽出

Dewatering and Extraction of Hydrophilic Solutes and Essential Oils from Cyro-preserved Lemon Peels Using Liquefied Dimethyl Ether

著者 (4件)： NAKAMURA Ayano (Univ. Kitakyushu, Kitakyushu, JPN) ,  HARA Yuki (Univ. Kitakyushu, Kitakyushu, JPN) ,  KAWANO Tomonori (Univ. Kitakyushu, Kitakyushu, JPN) ,  KAWANO Tomonori (Univ. Florence-LINV Kitakyushu Res. Center, Kitakyushu, JPN)
資料名： Solvent Extraction Research and Development, Japan  (Solvent Extraction Research and Development, Japan)
巻： 24  ページ： 37-45  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： L3207A  ISSN： 1341-7215  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一般に,野菜のような植物組織,および食材の脱水は加熱により成行う。植物の材料中の生物学的に活性な成分の分解を防ぐために,脱水プロセスは低温で行なう必要があった。そのため,今回,凍結保存した植物組織の脱水のための簡単なプロトコールを液化ジメチルエーテル(DME)を用い開発することを試みた。凍結した植物材料からの脱水前に,氷からの水の極低温除去のための液化DMEの効率を検討した。今回,黄色果皮および白い繊維状の組織から成るレモン皮残渣を,脱水,およびアスコルビン酸塩およびクエン酸のような水溶性成分および主に精油(EO)である疎水性成分の随伴抽出のためのモデル植物材料として選択した。食品加工後の未使用資源の開発に焦点を当て,レモン果実(レモン皮)のジュース抽出残渣を出発材料として用いた。単一のレモン果実に由来する皮組織から抽出したビタミンC(VC)の収率は,単一のレモン果実からの手動圧縮抽出ジュース中のVCの量を超えていた。DMEを用い抽出したレモン中の粗製EOの主成分を,ガスクロマトグラフィー-質量分析(GC-MS)およびGC-炎イオン化検出器(GC-FID)を用い決定および定量した結果,各々w/w%で,リモネン40.4%,β-ピネン10.4%,およびγ-テルピネン6.9%であった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 精油 ,  凍結保存 ,  脱水 ,  *レモン ,  *果皮 ,  *GC-MS分析 ,  炎イオン化検出器 ,  定量分析 ,  *生体成分分析 ,  *液液抽出 ,  生物燃料 ,  エーテル ,  脂肪族化合物 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリカルボン酸 ,  ラクトン ,  水溶性ビタミン ,  第二アルコール ,  ポリオール ,  脂環式炭化水素 ,  不飽和炭化水素 ,  ジエン ,  単環モノテルペン ,  脂環式化合物 ,  オレフィン化合物 ,  架橋化合物 ,  二環モノテルペン

分類 (3件)： 抽出  (CC01040H) ,  有機化合物の各種分析  (CC08034J) ,  植物の生化学  (EH01050J)

物質索引 (6件)： ジメチルエーテル ,  クエン酸 ,  ビタミンC ,  リモネン ,  β-ピネン ,  γ-テルピネン

タイトルに関連する用語 (8件)： 液化 ,  ジメチルエーテル ,  凍結保存 ,  レモン ,  親水性 ,  溶質 ,  精油 ,  脱水