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J-GLOBAL ID:201702263814977249   整理番号:17A0446231

種々のラット組織のミクロソームによるフタル酸ジメチル,フタル酸ジブチルとジ(2-エチルヘキシル)フタラートの加水分解代謝の比較研究【Powered by NICT】

Comparative study of hydrolytic metabolism of dimethyl phthalate, dibutyl phthalate and di(2-ethylhexyl) phthalate by microsomes of various rat tissues
著者 (8件):
資料名:
巻: 100  ページ: 217-224  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0937A  ISSN: 0278-6915  CODEN: FCTOD7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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フタル酸エステルは食品包装に使用されると,汚染物として食品に移動した。本研究では,ラット組織ミクロソームによるフタル酸ジメチル(DMP),フタル酸ジブチル(DBP)とジ(2-エチルヘキシル)フタラート(DEHP)の加水分解代謝を検討した。カルボキシルエステラーゼとリパーゼはこれらの活性に異なって寄与することを見出した。DMP,DBPとDEHPは,ラット肝臓ミクロソームとインキュベートした場合,DBPはフタル酸モノエステル,続いてDMPを最も効果的に加水分解し,DEHPに対する活性は僅かであった。対照的に,小腸ミクロソームは,長側鎖フタル酸エステルに対して比較的高い活性を示した。膵臓ミクロソームはDEHP及びDBPに対して高い活性を示した。DMPに対する肝ミクロソームヒドロラーゼ活性はビス(4-ニトロフェニル)ホスファートにより著しく阻害された,TritonX-100で抽出することができた。DBPとDEHPに対する活性はカルボキシルエステラーゼ阻害剤により部分的に阻害された,TritonX-100で可溶化した。COS細胞で発現させたCes1e,Ces1dとCes1fは,DBPに対して最も高いヒドロラーゼ活性を示し,肝ミクロソームと類似のパターンを示した。Ces1eはDMPとDEHPに対して活性を示した。すいリパーゼもDBPとDEHPを加水分解した。カルボキシルエステラーゼとリパーゼはフタル酸加水分解に異なって寄与する:短側鎖フタル酸エステルは主にカルボキシルエステラーゼにより加水分解され,長側鎖フタル酸エステルは主にリパーゼによって加水分解される。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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芳香族単環カルボン酸エステル・カルボン酸無水物・酸ハロゲン化物  ,  有機化合物の毒性 

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