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J-GLOBAL ID：201702266350115055   整理番号：17A1908192

地理的犯罪予測研究の潮流

Recent Research Trends on Geographical Crime Prediction

著者 (4件)： 大山智也 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  雨宮護 (筑波大 システム情報系) ,  島田貴仁 (科学警察研) ,  中谷友樹 (立命館大 文)
資料名： GIS-理論と応用  (Theory and Applications of GIS)
巻： 25  号： 1  ページ： 33-43  発行年： 2017年06月30日 
JST資料番号： L3915A  ISSN： 1340-5381  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 犯罪は,特定の特徴を持った場所や,直近に犯罪が起こった場所において,繰返し発生する性質を持つ。こうした性質に着目し,地理的犯罪予測の試みが,欧米を中心として研究やシステム開発の対象となっている。欧米で蓄積されてきた地理的犯罪予測に関する研究を,アプローチ方法の違いに着目して整理するとともに,いくつかの重要な研究を取り上げて概説した。それらに対する現在の実務的・学術的評価,および今後の展望について述べた。これらを通じて,日本における地理的犯罪予測の検討に向けた基礎的知見を得た。

シソーラス用語： *犯罪 ,  *地理的分布 ,  予測 ,  *予測技法 ,  文献調査 ,  ヨーロッパ ,  アメリカ合衆国 ,  ホットスポット ,  予測可能性 ,  クラスタ分析
準シソーラス用語： 時空間クラスタリング

分類 (1件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (60件)：

• 雨宮護 (2013) 潜在成長曲線モデルを用いた地区レベルでの犯罪の時系列変化と地区環境との関連の分析, 「都市計画論文集」, 48(3), 351-356.
• 上杉昌也・樋野公宏 (2015) 東京都区部における住宅侵入盗と近隣社会経済的特性の関係, 「都市計画論文集」, 50(3), 608-615.
• 菊池城治・雨宮護・島田貴仁・齊藤知範・原田豊 (2009) 声かけなどの不審者遭遇情報と性犯罪の時空間的近接性の分析, 「犯罪社会学研究」, 34, 150-162.
• 菊池城治・雨宮護・島田貴仁・齊藤知範・原田豊 (2010) 近接反復被害の罪種間比較: 時空間K関数の応用, 「GIS-理論と応用」, 18(2), 129-138.
• 島田貴仁・原田豊 (1999) 大都市における犯罪と社会経済要因の関連: 方法の問題点とGISによる解決, 「科学警察研究所報告 防犯少年編」, 39(2), 102-116.

タイトルに関連する用語 (5件)： 地理 ,  犯罪 ,  予測 ,  研究 ,  潮流