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J-GLOBAL ID：201802236943259862   整理番号：18A2092101

炭素鋼の強靭延性化の方向性

Improvement of strength, toughness and ductility properties in carbon steel

著者 (3件)： 井上忠信 (物質・材料研究機構) ,  上路林太郎 (物質・材料研究機構) ,  木村勇次 (物質・材料研究機構)
資料名： 日本機械学会論文集(Web)  (Bulletin of the JSME (Web))
巻： 84  号： 866  ページ： ROMBUNNO.18-00237(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0182B  ISSN： 2187-9761  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 既存鋼やこれまで創成された微細粒鋼のデータを含めて,鋼の強靭延性化の組織設計の方向性を探ることを目的とした。まず,0.15C-0.3Si-1.5Mn鋼を対象に,2種類の異なる出発組織を有した素材を準備し,温間溝ロール圧延プロセスを通じて,2種類の強度800MPa級の超微細繊維状組織鋼を作成した。比較のため,通常の熱処理を施したフェライト(α粒径18ミクロン)/パーライト(P)鋼およびγ域での塑性加工で細粒化したα粒径10ミクロン/P鋼,さらに0.29C-0.3Si-1.5Mn,1.03C-0.3Si-1.5Mn成分の2つの焼入れ焼戻し鋼も対象とした。これらの素材から試験材を抽出し,引張り試験とシャルピー衝撃試験を行い,降伏応力YS-絞りRA,RA-吸収エネルギvE,そしてYS-vEの関係図上にプロットした。結果として,微細なセメンタイトが分散した短軸長さ1ミクロンの微細繊維状α結晶粒組織鋼が強靭延性に優れていた。(著者抄録)

シソーラス用語： *炭素鋼 ,  熱処理 ,  フェライト ,  共析鋼 ,  塑性加工 ,  シャルピー試験 ,  降伏応力 ,  絞り ,  鋼材 ,  機械的性質 ,  靱性 ,  脆性破壊 ,  *延性 ,  *微細繊維
準シソーラス用語： マンガン鋼 ,  吸収エネルギー ,  *強靱化 ,  *結晶粒組織 ,  細粒化 ,  焼入焼戻鋼 ,  *組織設計

分類 (1件)： 機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (3件)： 炭素鋼 ,  延性 ,  方向性