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J-GLOBAL ID：201802248874442166   整理番号：18A0323045

鉄合金のマルテンサイト変態と超弾性の研究

著者 (1件)： 大森俊洋 (東北大 大学院工学研究科)
資料名： ふぇらむ  (日本鉄鋼協会会報)
巻： 23  号： 2  ページ： 85-88  発行年： 2018年02月01日 
JST資料番号： L2666A  ISSN： 1341-688X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・マルテンサイト変態の様式を制御することで形状記憶効果や超弾性を得ることができるが,本稿では,Fe-Mn-Al系合金におけるマルテンサイト変態と超弾性に関する研究を紹介。
・鉄合金におけるマルテンサイト変態は,γ-オーステナイト相がα′あるいはε-マルテンサイト相に変態するのが通常であるが,一部の合金では,α(δ)-フェライト相からマルテンサイト変態することをCALPHAD法による熱力学計算により説明。
・α相の磁性を弱めたFe-36Mn-15Al合金をα単相から水冷すると,マルテンサイト変態が発生。
・Fe-Mn-Al-Ni合金もα/γ+α変態が起こり,異常粒成長現象が発生。サイクル熱処理を繰り返すことで居土井結晶粒(単結晶)が生成。

シソーラス用語： *形状記憶合金 ,  形状記憶効果 ,  *鉄合金 ,  マンガン含有合金 ,  アルミニウム含有合金 ,  ニッケル添加合金 ,  微細構造 ,  熱処理 ,  *マルテンサイト変態 ,  *超弾性 ,  計算 ,  熱力学的性質 ,  磁性 ,  Curie温度 ,  応力歪曲線 ,  応力歪特性 ,  結晶粒度 ,  粒度依存性
準シソーラス用語： CALPHAD法 ,  熱力学計算 ,  微細組織

分類 (2件)： その他の金属組織学  (WB01040Y) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (19件)：

• Y. Tanaka, Y. Himuro, R. Kainuma, Y. Sutou, T. Omori and K. Ishida Science, 327 (2010), 1488.
• T. Omori, K. Ando, M. Okano, X.Xu, Y. Tanaka, I. Ohnuma, R. Kainuma and K. Ishida : Science, 333 (2011), 68.
• T. Sawaguchi, T. Maruyama, H. Otsuka, A. Kushibe, Y. Inoue and K. Tsuzaki : Materials Transactions, 57(2016), 283.
• T.Tomida, Y. Maehara and Y. Ohmori : Journal of the Japan Institute of Metals, 52(1988), 623.
• K. Ando, T. Omori, I. Ohnuma, R. Kainuma and K. Ishida : Applied Physics Letters, 95 (2009), 212504.

タイトルに関連する用語 (4件)： 鉄合金 ,  マルテンサイト変態 ,  超弾性 ,  研究