抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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舗装は道路交通の快適性と安全性を支える基盤であり,その機能を保持することが維持管理の目的である。しかしながら,現在の舗装補修基準は,舗装面の路面性状調査結果による構造物としての健全度評価に基づいて策定されており,各路面性状における道路舗装の機能面を適切に評価しているとは言い難い。そこで本研究では,道路舗装の交通安全機能に着目し,同機能を考慮した路面性状評価の第一歩として,路面性状が交通安全性能に与える影響を定量的に把握することを目的とする。具体的には,交通安全性能を,単位距離走行あたりに事故を引き起こす確率(事故リスク)と定義した上で,路面性状の評価指標である,わだち掘れ量やIRI,ひび割れ率を説明変数に用いた事故リスク推定モデルを構築することにより,同指標が事故リスクに与える影響を定量的に把握する。ポアソン回帰モデルに基づく分析の結果,わだち掘れ量の増加は事故リスクを高める傾向にあるが,IRIについては逆の傾向が確認された。(著者抄録)