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J-GLOBAL ID:201802296094800908   整理番号:18A0000348

炭素質コンドライトの室内測定に基づいたはやぶさ2の近赤外線分光器(NIRS3)により得られる反射スペクトルの評価法

An evaluation method of reflectance spectra to be obtained by Hayabusa2 Near-Infrared Spectrometer (NIRS3) based on laboratory measurements of carbonaceous chondrites
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巻: 69  号: Sept  ページ: 69:120 (WEB ONLY)  発行年: 2017年09月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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はやぶさ2に搭載される近赤外線分光器(NIRS3)の地上ベース性能評価を2013年11月及び2014年4~5月に行い,その測定反射スペクトルを評価する方法を確立した。9つの炭素質コンドライト粉末試料の反射スペクトルをNIRS3及びフーリエ変換赤外(FTIR)分光計の両方により測定した。NIRS3により得られる生データは個々のピクセルの感度のシステマティックオフセットにより生じるスペクトル変形を受けるため,対応するFTIRデータと比較することによりNIRS3データを補正する2つの方法を確立した。炭素質コンドライト試料の補正したNIRS3スペクトルはFTIRスペクトルと同等である。NIRS3スペクトルにおける吸収帯を特定するために,それぞれの波長λに対して個々の帯域成分の深さDλを定義する。地球で吸着された水によるD2.79及びD2.90への寄与が適切に補正されるならば,D2.72/D2.79比とD2.76/D2.90比との間の関係性は小惑星表面の加熱の程度を推定するのに有用であることが示唆される。加熱及び宇宙風化作用の程度はまた,D2.90とD2.76/D2.90比との間の関係性によっても包括的に評価される。はやぶさ2の目標天体である小惑星リュウグウの反射スペクトルはNIRS2装置により記録され,本論文で提唱する評価方法を用いて表面物質の特徴を明らかにすることが期待される。こうした情報は試料採取のためのタッチダウン地点を選択し,また持ち帰った試料と類似した物質のリュウグウでの分布を調査するうえで利用されるであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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流星,すい星,いん石  ,  その他の探査 
引用文献 (31件):
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