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J-GLOBAL ID：200902206274928050   整理番号：09A0978390

引張残留応力場から圧縮残留応力場にき裂が伝播する場合の溶接残留応力の再配分とき裂進展挙動

Crack Growth Behavior and Redistribution of Residual Stress Caused by Crack Propagation from Residual Tensile Stress Field through Residual Compressive Stress Field

著者 (5件)： 橋倉靖明 (Japan Nuclear Energy Safety Organization) ,  大高正廣 (Japan Nuclear Energy Safety Organization) ,  小川和夫 (Japan Nuclear Energy Safety Organization) ,  高橋宏治 (横浜国立大学) ,  安藤柱 (横浜国立大学)
資料名： 圧力技術  (Journal of High Pressure Institute of Japan)
巻： 47  号： 4  ページ： 229-235 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： S0913A  ISSN： 0387-0154  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原子力安全基盤機構では,原子力機器等における残留応力評価手法及び残留応力場でのき裂進展評価に関する事業を実施しており,ガイドラインの作成を推進してきた。その一環として,本研究では溶接ビードで残留応力を付与した小型平板溶接試験体を提案し,き裂進展に伴う残留応力の再分布挙動及び圧縮残留応力場でのき裂の停止挙動について検討した。3本溶接ビード試験体において,節点開放法により,き裂進展に伴う残留応力の再分布と,き裂が圧縮残留応力場に進入したときの亀裂先端での応力状態を明らかにした。大気中疲労試験では,き裂先端が引張残留応力場から圧縮残留応力場に進入した際にき裂進展速度が減少し,さらに圧縮残留応力が大きい場合にはき裂の停留が期待できることが分かった。

シソーラス用語： *原子炉材料 ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  オーステナイト鋼 ,  *溶接構造 ,  *残留応力 ,  *疲れ亀裂 ,  疲れ亀裂成長 ,  疲れ亀裂成長速度 ,  応力腐食割れ ,  溶接ビード ,  亀裂先端 ,  応力分布 ,  亀裂停留 ,  計算機プログラム ,  有限要素法 ,  応力解析 ,  熱弾塑性 ,  再分布 ,  長さ ,  節点 ,  X線応力測定 ,  応力拡大係数
準シソーラス用語： SUS304 ,  圧縮残留応力 ,  ABAQUS ,  応力再分布 ,  亀裂長さ

分類 (2件)： 溶接設計,溶接構造物  (WC07140A) ,  原子炉の構成要素と原子炉材料一般  (MD04010I)

引用文献 (10件)：

• 向井喜彦. 溶接学会論文集. 1986, 4, 1, 154-159
• 大田明彦. 溶接学会誌. 1981, 50, 161-168
• NELSON, D. V. Residual Stress Effects in Fatigue. ASTM STP, 776. 1982, 172-194
• 本田和男. 材料. 1982, 348, 908-914
• 小林英男. 破壊力学. 1993

タイトルに関連する用語 (8件)： 引張残留応力 ,  圧縮残留応力 ,  き裂 ,  伝播 ,  溶接残留応力 ,  再配分 ,  き裂進展 ,  挙動