抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大型貨物船の一種であるコンテナ船では,従来から3相440V系統電力線を線路とし55kHz~440kHzの帯域を利用する電力線通信(PLC)にて冷凍コンテナの監視を行っている。しかし,近年インバータ式の機器が船舶に搭載される事が多くなり,本周波数帯を利用したPLCシステムの構築が難しくなっている。そこで筆者らは,本周波数帯に代わり2MHz以上の周波数帯を使用することで,より安定したPLCシステムを実現できるのではないかと考えている。本稿では,コンテナ船の3相440V系統において伝達特性,ノイズ特性,及び電力線から出る漏洩電界の測定結果を示している。これらの結果によれば,2MHz~20MHz帯を使用し従来とは異なるディファレンシャルモードで伝送すれば,安定した通信を行う事が可能である事を述べている。(著者抄録)