文献

J-GLOBAL ID：200902268262439121   整理番号：09A0517109

新しいフェリ磁性体としてのラジカル置換・ラジカルカチオン塩

A New Ferrimagnet Based on a Radical-Substituted Radical Cation Salt

著者 (12件)： MASUDA Yuki (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  KURATSU Masato (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  SUZUKI Shuichi (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  KOZAKI Masatoshi (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  SHIOMI Daisuke (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  SATO Kazunobu (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  TAKUI Takeji (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  HOSOKOSHI Yuko (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  LAN Xiao-Zheng (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MIYAZAKI Yuji (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  INABA Akira (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  OKADA Keiji (Osaka City Univ., Osaka, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 131  号： 13  ページ： 4670-4673  発行年： 2009年04月08日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 分子系磁性体の開発について,ニトロキシドラジカルカチオンを官能基として導入したフェナジンラジカルカチオンの常磁性アニオンとの塩に着目し,合成と特性化,磁化率測定などにより検討した。2-位にニトロニルニトロキシドを導入したN,N′-ジフェニル-ジヒドロフェナジン・ラジカルカチオン(FeBr₄^-塩)は3スピン系であり,三次元遠距離秩序化フェリ磁性体としての特徴を有する(T_C=6.7K)。このラジカル塩の分子構造及び結晶構造的な特性化を行い,残留磁化(1.2Nμ_B),保磁力(230Oe),磁気エントロピー(23.8J/L・mol)などの磁気的性質,磁気相転移機構(熱容量測定を併用)についても明らかにした。

シソーラス用語： *フェリ磁性体 ,  *カチオンラジカル ,  ニトロキシド ,  窒素複素環化合物 ,  官能化 ,  常磁性 ,  イオン対 ,  鉄錯体 ,  ブロモ錯体 ,  分子構造 ,  結晶構造 ,  残留磁化 ,  保磁力 ,  エントロピー ,  磁気転移 ,  フェナジン類
準シソーラス用語： ニトロニルニトロキシド ,  フェナジン誘導体 ,  *ラジカルカチオン ,  官能基化 ,  磁気エントロピー

分類 (2件)： 窒素複素環化合物一般  (CF07040G) ,  分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I)

物質索引 (1件)： [[2-(5,10-ジフェニル-5,10-ジヒドロフェナジン-2-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール3-オキシド]-1-イルオキシ]ラジカル

タイトルに関連する用語 (5件)： フェリ磁性体 ,  ラジカル ,  置換 ,  ラジカルカチオン ,  塩