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J-GLOBAL ID：201002243178126167   整理番号：10A0201057

応力腐食割れの下限界応力拡大係数に及ぼす過大予荷重の影響

Effects of overload on the threshold stress intensity factor for SCC

著者 (4件)： 高橋宏治 (横浜国立大学大学院 工学研究院) ,  宮崎裕司 (横浜国立大学大学院生) ,  橋倉靖明 (横浜国立大学大学院生) ,  安藤柱 (横浜国立大学大学院 工学研究院)
資料名： 圧力技術  (Journal of High Pressure Institute of Japan)
巻： 47  号： 6  ページ： 361-368 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： S0913A  ISSN： 0387-0154  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原子力発電プラント等で使用されるエネルギー関連機器では,ステンレス鋼が多く用いれれており,応力腐食割れ(SCC)の問題が検討されている。本文では,SCC進展の抑制に対する引張過大予荷重の効果の有無を検討した。ここでは,SCCの下限界応力拡大係数に及ぼす過大予荷重の影響を検討した。まず,試験および解析方法を検討した。ここでは,供試材および試験片,鋭敏化および疲れ予亀裂導入,過大予荷重負荷方法およびSCC試験を検討した。ついで,実験を行ない,破面観察,応力拡大係数(K_ov)とSCCに対する下限界応力拡大係数(K_Iscc)の関係を検討した。つづいて,引張過大予荷重による亀裂進展遅延の機構,K_thとK_Isccの向上に関する破壊力学を検討した。本研究の結果,引張過大予荷重を負荷することは,SCC亀裂進展の抑制に効果のあることがわかった。

シソーラス用語： *ステンレス鋼 ,  *応力腐食割れ ,  引張荷重 ,  亀裂発生 ,  応力拡大係数 ,  破面 ,  亀裂伝搬 ,  *破壊力学 ,  疲れ亀裂 ,  原子力発電

分類 (1件)： 金属材料  (HC04020L)

引用文献 (12件)：

• (社)火力原子力発電技術協会. 火力原子力発電設備用材料. 1993, 201-205
• (有)日本原子力技術協会. 予防保全工法ガイドライン. 2008, 1-3
• (社)火力原子力発電技術協会. 高周波誘導加熱による応力緩和法に関する指針 (SCC 対策工法). 1985, 1-4
• 日本材料学会. 材料強度学. 2007, 128-132
• 城野政弘. 疲労き裂. 2005, 97-120

タイトルに関連する用語 (4件)： 応力腐食割れ ,  下限 ,  応力拡大係数 ,  予荷重