抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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YBCO線材を用いた高温超伝導送電ケーブルでは,YBCO線材は超伝導層の厚さが極めて小さいので,完全に円形断面のケーブルにすることができれば,交流損失は劇的に減少する。しかしながら,YBCO線材を多層スパイラルケーブルにした場合,断面が円形より多角形に近くなり,その交流損失は隣接線材間のギャップと線材の幅に大きく依存する。従って,これらの相互依存する個々の導体構成パラメータと交流損失の関係を詳細に同定する必要がある。本研究では,多角形導体における隣接線材間のギャップと交流損失との関係を測定により評価し,その結果の妥当性を数値解析により検証した。(著者抄録)