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J-GLOBAL ID:201202279574945560   整理番号:12A0186771

粘土鉱物による放射能汚染水の浄化の試み

著者 (5件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 41-44  発行年: 2011年12月25日 
JST資料番号: G0435A  ISSN: 0470-6455  CODEN: NEKAAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本稿では,粘土鉱物による放射能汚染水の浄化の試みを紹介した。東日本大震災による福島第一原子力発電所事故より,放出された主な放射性化合物の除去が課題となっている。用いた粘土鉱物は,セシウムイオンおよびストロンチウムイオンの吸着にはMgバーミキュライト(南アフリカ産)をヨウ素分子の吸着には銀修飾を施した合成サポナイト(スメクトン)を用い,吸着実験は粘土鉱物の充填カラムを用いて行った。なお,実験では安定同位体の化合物を用い,その検出にはICP-AES分析,紫外可視吸収スペクトルを用いた。その結果,海水程度の塩化ナトリウムを含む水溶液からのCsイオンの吸着除去Mgバーミキュライトが有効であった。Srイオンに対してはNaイオンが競合イオンとして作用するため,陽イオン交換樹脂によるNaイオン捕集の前処理が必要であった。海水からのヨウ素分子の除去には,Ag修飾を施した合成サポナイトにより不溶性のAgIを生成させて溶出を防ぐことができた。粘土鉱物は多量に入手が可能であり,放射線による分解などによる危険な副生成物が発生することもないので,放射性物質汚染水の浄化に適していると考えられた。
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分類 (4件):
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自然災害  ,  その他の環境汚染・公害  ,  各種物理的手法  ,  吸着,イオン交換 
タイトルに関連する用語 (4件):
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