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J-GLOBAL ID：201302232052799689   整理番号：13A1738293

2012年の積雪観測講習会における積雪断面観測結果とイオン成分濃度および水素・酸素同位体比

著者 (6件)： 赤田尚史 (環境科学技術研) ,  原田鉱一郎 (宮城大) ,  本谷研 (秋田大) ,  根本征樹 (防災科学技術研 雪氷防災研究セ) ,  佐藤研吾 (防災科学技術研 雪氷防災研究セ) ,  阿部修 (防災科学技術研 雪氷防災研究セ)
資料名： 東北の雪と生活
号： 28  ページ： 42-45  発行年： 2013年10月01日 
JST資料番号： L6856A  ISSN： 0917-6217  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 講習会での実際の観測結果を公表した。開催場所は,岩手県八幡平市の施設近傍フィールドである。観測内容は,1)積雪断面観測(雪温,雪質,密度,硬度),2)雪質毎の採取試料溶液のイオン成分濃度測定,3)安定同位体質量分析計による水素・酸素同位体比測定,である。これらの観測結果から各深度分布図を作成した。そして,3)の水素同位体比と酸素同位体比との関係式で定義されるd値と2)の海塩起源成分および人為起源成分との深度分布を比較した。その結果,層構造の変化に伴う大きな変化が認められないことから,これまでの降雪は同じ蒸発環境で生成された雪雲によることなどが分かった。

シソーラス用語： *気象観測 ,  イオン ,  濃度 ,  同位体存在比 ,  *積雪 ,  重水素 ,  酸素18 ,  鉛直分布 ,  深さ分布 ,  質量分析計 ,  学習 ,  イオン濃度 ,  積雪観測 ,  積雪断面観測

分類 (1件)： 気象学一般  (DC05010D)

引用文献 (4件)：

• Coleman, M. L., Shepherd, T. J., Durham, J. J., Rouse, J. E., and Moore, G. R. (1982) Reduction of water with zinc for hydrogen isotope analysis, Anal. Chem., 54, 993-995.
• Dansgaard, W. (1964) Stable isotopes in precipitation, Tellus, 16, 436-468.
• Yoshida, N. and Mizutani, Y. (1986) Preparation of carbon dioxide for oxygen-18 determination of water by use of a plastic syringe, Anal. Chem., 58, 1273-1275.
• 渡部菊江,赤田尚史,柳澤文孝,阿部修 (2010) 山形県新庄市における積雪のpH・電気伝導度の深度分布とイオン組成(1999/00冬期), 東北の雪と生活, 25, 63-66.

タイトルに関連する用語 (7件)： 積雪観測 ,  講習会 ,  積雪断面観測 ,  イオン ,  成分濃度 ,  水素 ,  酸素同位体比