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J-GLOBAL ID：201302263757992448   整理番号：13A0012127

二軸応力場に着目したエルボ配管の低サイクル疲労寿命評価

Estimation of low cycle fatigue life of elbows considering bi-axial stress effect

著者 (4件)： 安藤柱 (横浜国立大学大学院 工学研究院) ,  高橋宏治 (横浜国立大学大学院 工学研究院) ,  松尾和哉 (横浜国立大学大学院 工学研究院) ,  浦部吉雄 (日本原子力技術協会)
資料名： 圧力技術  (Journal of High Pressure Institute of Japan)
巻： 50  号： 4  ページ： 184-193 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： S0913A  ISSN： 0387-0154  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,有限要素法解析により,エルボ部の弾塑性応力・ひずみ状態を詳細に調査した。その結果,エルボ脇部の軸方向亀裂が発生する部位では,高い多軸応力度となっていることが判明した。そこで,多軸応力度を考慮した修正共通勾配法を提案し,それを用いて,エルボの低サイクル疲労寿命に及ぼすひずみ幅,内圧及びラチットひずみの効果を検討した。低サイクル疲労試験では,炭素鋼のエルボを使い,試験体の直径は114.3mm,肉厚は6mmである。試験は面内曲げによる変位制御である。試験の結果,健全エルボや板厚の半分程度の局部減肉を有するエルボの低サイクル疲労亀裂発生点は,エルボ脇部内面であり,亀裂は軸方向に成長・貫通したことなどが分かった。

シソーラス用語： *エルボ ,  *配管 ,  炭素鋼 ,  *疲れ寿命 ,  応力場 ,  疲れ試験 ,  エロージョン腐食 ,  有限要素法 ,  内圧 ,  減肉 ,  *低サイクル疲労 ,  *疲れ
準シソーラス用語： *低サイクル疲れ

分類 (3件)： 配管材料,弁  (QD05020E) ,  曲板  (HD03070K) ,  金属材料  (HC05020S)

引用文献 (16件)：

• SAKAKIDA, T. Study on Seismic Design of Nuclear Power Plant Piping in Japan Part4 ; Analytical Evaluation of Piping Component Tests. ASME PVP, 2000. 2000, 407, 139-146
• AHN, S. K. Fracture Behavior of Straight Pipe and Elbow with Local Wall Thinning. Nucl. Eng. Des. 2002, 211, 91-10
• NAMITA, Y. Seismic Proving Test of Eroded Piping (Status of Eroded Component and System test). ASME PVP, 2003. 2003, 466, 15-21
• 中村いずみ. 地震荷重を受ける減肉配管の破壊過程解明に関する研究報告書. 2007
• 高橋宏治. 局所減肉を有するエルボ配管の低サイクル疲労強度挙動. 圧力技術. 2008, 46, 6, 352-362

タイトルに関連する用語 (6件)： 二軸応力 ,  着目 ,  エルボ ,  配管 ,  低サイクル疲労 ,  寿命評価