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J-GLOBAL ID：201302292394107536   整理番号：13A0364092

非溶媒中における(メタ)アクリレート高分子薄膜の分子鎖凝集状態

Molecular Aggregation States of Poly(meth)acrylate Thin Films in Non-solvents

著者 (9件)： 松野寿生 (九大 大学院工学研究院) ,  新史紀 (九大 大学院工学研究院) ,  藤井義久 (九大 大学院工学研究院) ,  山崎大 (日本原子力研究開発機構 J-PARCセ) ,  日野正裕 (京大 原子炉実験所) ,  森田裕史 (産業技術総合研 ナノシステム研究部門) ,  平田豊章 (九大 大学院工学研究院) ,  田中賢 (山形大 大学院理工学研究科) ,  田中敬二 (九大 大学院工学研究院)
資料名： 波紋  (Hamon)
巻： 23  号： 1  ページ： 62-65  発行年： 2013年02月10日 
JST資料番号： L4558A  ISSN： 1349-046X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 非溶媒(水,ヘキサン,メタノール,エタノール,1-プロパノールおよび1-ブタノール)中におけるポリメタクリル酸メチル(PMMA)膜の密度分布を中性子反射率測定法により評価し,分子鎖凝集状態について議論した。PMMA/水界面では,PMMAセグメントは一部溶解し,膨潤していることが考えられた。一方,重水素化PMMA(dPMMA)膜ではヘキサン中ではほとんど膨潤していなかった。アルコールはPMMA膜内部に浸入したが,その程度はアルキル鎖長に依存していた。dPMMAとアルコールとの相互作用パラメータを膜内部のアルコールの体積分率に基づいて算出した。PMMA/アルコール界面の厚さは空気界面と比べて拡がっていた。アルコール分子の基板界面への濃縮の程度は分子のモル体積と相関し,基板界面での凝集構造はエントロピー支配であると考えられるた。血液適合性材料として知られるポリ(アクリル酸2-メトキシエチル)膜の水界面における凝集状態についても紹介した。

シソーラス用語： *高分子薄膜 ,  *ポリメタクリル酸メチル ,  固液界面 ,  密度分布 ,  高分子鎖 ,  *凝集 ,  水 ,  溶媒 ,  膨潤 ,  依存性 ,  鎖長効果 ,  アルキル基 ,  相互作用パラメータ ,  体積率 ,  中性子反射 ,  反射率 ,  脂肪族アルコール ,  アルカン ,  鎖長依存性 ,  中性子反射率 ,  非溶媒

分類 (1件)： 高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

物質索引 (2件)： メタノール ,  ヘキサン

引用文献 (15件)：

• [1] M. Stamm, "Polymer Surfaces and Interfaces: Characterization, Modification and Applications", Springer-Verlag, Berlin, (2008).
• [2] J. Shen, C. C. Chen, and J. A. Sauer, Polymer, 26, 511 (1985).
• [3] D. T. Turner, Polymer, 28, 293 (1987).
• [4] M. Kawagoe, M. Nakanishi, J. Qui, and M. Morita, Polymer, 38, 5969 (1997).
• [5] J. X. Li and P. I. Lee, Polymer, 47, 7726 (2006).

タイトルに関連する用語 (4件)： 非溶媒 ,  高分子薄膜 ,  分子鎖 ,  凝集